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大平正芳 「戦後保守」とは何か 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2008/12/20 |
JAN | 9784121019769 |
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大平正芳
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商品レビュー
3.8
14件のお客様レビュー
面白かった。 大平正芳の人となりを知ることができたし、戦後政治史のおさらいにもなった。 大平の学生時代や官僚時代のことをもっと知りたかった。その後の政治姿勢を培ったものは何だったのか。
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安倍・菅政権を考える上で私たちは日本の保守政権をしっかり振り返る必要がある。そのために大平は、とても重要な結節点にあった政治家であることが本書にも見受けられる。
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子供ごころに首相として最初に認識した人物で、在任中に亡くなったという以外、あまりイメージは持っていなかった。たまたま、今年の夏休みに旧師を訪ねた際に、私の先輩にあたる、という由で話題に上った。カーターかキッシンジャーか(どっちか忘れた)が信頼を寄せていたとか、周恩来が褒めていたと...
子供ごころに首相として最初に認識した人物で、在任中に亡くなったという以外、あまりイメージは持っていなかった。たまたま、今年の夏休みに旧師を訪ねた際に、私の先輩にあたる、という由で話題に上った。カーターかキッシンジャーか(どっちか忘れた)が信頼を寄せていたとか、周恩来が褒めていたとか、人物的な評価があったというような話だった。また、首相も自民党顔の人に替わったところだし、普段はあまり読まぬ政治家の評伝を読む気になった。 讃岐の貧農(は少し言いすぎで中の上の農家だったようだ)の倅。政治家としては貧しい家庭の出身だが、奨学金で東京商大に進学して大蔵官僚を経て政治の世界に入る。 官僚時代に中国駐在を経験。その影響もあるかどうか、池田内閣での外相就任以降、政治家としてはわりあい外交での活躍が多かった。代表は角栄と組んだ日中国交回復。 鳩山、岸、福田が国家主義・戦前回帰派とすると、池田、大平は戦後憲法にも肯定的で、吉田茂の流れを汲む軽武装・経済重視の「保守本流」のラインとなる。 思索的な文筆家・理論家、政治倫理にはあまり拘らない良くも悪くも中庸を好む現実主義者の両面があった。 1970年代アタマには、今までは欧米へのキャッチアップでやれていたが、経済成長も曲がり角に来て「戦後の総決算」を唱えていた。これは大平に限らぬ問題意識。考えてみると40年後の今日でもその問題に答えは出ていないようだ。 70年代にわたって三角大福が総理の座を激しく争うわけだが、いったい何が争点なのかはよく分からん。積極財政・親中国の田中と緊縮財政・親台湾の福田くらいの色分けはある。でも政策はすり合わせで決まって、ポジションだけを熾烈に争う感がある。いま現在の政治も同じか。 政治の役割を限定的に捉えて権力の行使に抑制的だった。70年代のインフレ当時も、無理矢理物価を抑えるよりは市場重視の姿勢。はっきりしないが「小さい政府」派と言えるかもしれない。消費税導入でつまづいたのは皮肉。 こういう人、好きかも。 座右の銘「一利を興すより、一害を除くに如かず。」by耶律楚材
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