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サブリミナル・インパクト 情動と潜在認知の現代 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/12/10 |
JAN | 9784480064608 |
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商品レビュー
3.5
33件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
サブリミナル・インパクト 1⃣快 ・新規性と親和性のどちらにも人間は快を感じる ・近年、人はリアルなものよりも、実物のものに、人が求める部分をより過度に付け加えたものをリアルとして求めるようになっている。→ニューラル・ハイパー・リアリズム 2⃣刺激の過剰 あらゆる分野で刺激の過剰が進んでいる。 これには上限があるものと思われているが、火事場の馬鹿力のように一概にそのような考え方は危険 どれだけ刺激が増えても刺激への馴化は進む 3⃣刺激の過剰の使われ方 情動報酬、記憶、後付けの認知過程も選択に影響する。 現代の市場でみられるのは巧妙な選択肢の制御 4⃣政治の世界での使われ方 潜在的なイメージの形成に作成に使われている(イスラム=テロ=危険)のような たとえ嘘がバレようとも、そもそも1度この考えが形成されてしまえば、なかなか変更させづらい この潜在には気づけないので、顕在に顕在で抵抗する 5⃣独創的 独創性はどこからくるのか 意識-前意識-無意識 のせめぎあいから、意識していなかった前意識を意識化することで、独創性を得る 夢から着想をえるのはこれから? 顕在知から潜在知に移すことが、独創性へのヒント?
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ほとんどが駄文 実験結果に基づいた知見は第一章ほか僅かに留まり、あとは著者の感覚に基づく物語のような記述 第一章は面白く、脳が元々の機能を他の目的に転用したり、快を脳内で完結するに至る流れは刺激があった。
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下條信輔(1955年~)氏は、東大文学部卒、東大大学院文学研究科修士、MIT大学院博士課程修了(実験心理学)の認知心理学者。専門は、実験心理学的な手法による人間の認知過程についての研究。カリフォルニア工科大学教授。『<意識>とは何だろうか』でサントリー学芸賞(1999年)受賞。 ...
下條信輔(1955年~)氏は、東大文学部卒、東大大学院文学研究科修士、MIT大学院博士課程修了(実験心理学)の認知心理学者。専門は、実験心理学的な手法による人間の認知過程についての研究。カリフォルニア工科大学教授。『<意識>とは何だろうか』でサントリー学芸賞(1999年)受賞。 本書がテーマとする「サブリミナル(subliminal/潜在意識の)効果」とは、意識と潜在意識の境界領域より下に刺激を与えることで表れるとされている効果のことを言い、19世紀半ばから研究が始まったが、21世紀に入った現在においても、その効果の有無や程度に関して、研究者の間で必ずしも共通した見解に至っていない途上の研究分野である。 著者は冒頭で本書の狙いについて、「情動と潜在認知をキーワードに、身近の日常と現代社会を見直す。これがこの本のプランです。本人も与り知らない無意識の認知メカニズムの存在が、ヒトの本性を規定するとともに、現代社会に特有の諸現象にも深くかげを落としている。この本全体を通して、このことを明らかにしていくつもりです。」と語っている。 そして、前半では、情動と潜在意識が我々の行動にいかに影響を与えているか、また、情動と潜在意識が我々の「快」という感覚にどのように結びついているかを、これまでの様々な実験・研究の結果を示して説明し、後半で、現代社会においては、それらがマーケティング戦略や政治にも利用され、極めて巧妙な形で大衆の選択を誘導し制御していると、警鐘を鳴らしている。 私はこの分野に関する特段の専門知識は持たないが、人間には意識下の領域に潜在意識といわれるものが存在し、その(先天的に保有する)潜在意識が、本人が意識しないうちに各人の判断・行動に影響を与えていることは、人類が、基本的には意識を持たないとされる動物から進化してきたことを考えれば明らかである。しかし、本書で取り上げられているような、(先天的に保有していたのではなく、後天的に)本人に知覚できないような刺激を意識下に加えることによって、潜在意識に影響を与える(変化させる)ことができる、という点については、専門外の立場からは消化不良感が残った。 ただ、この「サブリミナル効果」は、政治における大衆誘導・世論操作にも利用されているといい、実際に、この4年間の異常ともいえるトランプ現象などを振り返ってみると、そのような誘導・操作が影響を与えていたのかも知れず、同じような過ちを繰り返さないためにも、一層の解明が求められる分野であることは間違いないだろう。 本書をきっかけに、この分野の今後の研究進展に高い関心を持っていきたいと思う。 (2020年11月了)
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