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夏目漱石 ちくま日本文学029
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2008/12/12 |
JAN | 9784480425294 |
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夏目漱石
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夏目漱石
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
ビブリア最新刊に感化されて。 代表作を収録したアンソロジーのような体裁。 ただし、小説作品を十分楽しめるかというと、そうでもなかった。 どちらかといえば、夏目漱石という人物についての理解を深めるための一冊。 ・坊っちゃん 全編 ・吾輩は猫である 抄 抜粋 ・夢十夜 全...
ビブリア最新刊に感化されて。 代表作を収録したアンソロジーのような体裁。 ただし、小説作品を十分楽しめるかというと、そうでもなかった。 どちらかといえば、夏目漱石という人物についての理解を深めるための一冊。 ・坊っちゃん 全編 ・吾輩は猫である 抄 抜粋 ・夢十夜 全編 ・思い出す事など 抄 自伝かつ抜粋 ・私の個人主義 自伝 「坊ちゃん」が冒頭にあるのは、至極納得。 内容的にも分かりやすく、最も読みやすかった。 「吾輩は猫である」は、なかなか読みづらい。 猫描写は非常に好みだったが、本筋はそこではない模様。 落語的な要素が強く、そうした部分に面白みを見いだせないとしんどい。 「夢十夜」は、正直よく分からない。 ちょっとゾっとするような、全10本の作品群。 夢の話だったのかも。 他2つは自伝。 冒頭3種は小説ではあるが、どこか自伝風とも思えるような、そんな作風が印象的だった。 作られた話であるはずが、妙にリアリティ、親近感がある。 そうしたところが、夏目漱石作品の魅力のひとつなのかもしれない。 なお、本の体裁として、文字サイズは小さすぎないし、特に注釈が各見開き事に添えられており、リーダビリティが非常に高い。 現代からすると難解な言葉も多くあったので、これはとても助かった。 いちいち巻末と行き来しないだけで、こうも快適だとは思わなかった。 なるほど、確かに初心者にはうってつけのシリーズだと思えた。
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毎度ながら、ちくま日本文学の編集・構成は素晴らしいなぁと感心する。 江戸っ子として生まれ→教師として生きるも見栄ばかり張って格好がつかず→幽玄の美しい世界にさまよい→本当の臨死体験を経て→自分本位、個人主義という考えをようやくしっかりとつかむ ひとつの流れ、漱石という人の生涯...
毎度ながら、ちくま日本文学の編集・構成は素晴らしいなぁと感心する。 江戸っ子として生まれ→教師として生きるも見栄ばかり張って格好がつかず→幽玄の美しい世界にさまよい→本当の臨死体験を経て→自分本位、個人主義という考えをようやくしっかりとつかむ ひとつの流れ、漱石という人の生涯を貫いているものが、読者にそれとなく伝わるような構成にちゃんとなっている。 『坊っちゃん』を久しぶりに読んだら、昔はただの娯楽小説だと思っていたのに、小説のお手本のように完成された素晴らしい作品で感動してしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
坊っちゃん 吾輩は猫である 抄 夢十夜 思い出す事など 抄 私の個人主義 夏目漱石は以前に「こころ」を読んだことがあって、やや読むのに難しい印象があったが、今回の「坊ちゃん」「吾輩は…」は軽快でおもしろい。 坊ちゃんのまっすぐな性格、羨ましい。 清のように信じていてくれる人がいることも。
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