こんなに変わった歴史教科書

山本博文【著】

• 販売会社／発売会社: 東京書籍
• 発売年月日: 2008/12/15
• JAN: 9784487802982

商品レビュー

2015/07/30

1972年に出版された中学校社会科歴史教科書と2006年のそれを比較して変更された部分とその理由をトピックをあげて解説した2008年出版の歴史解説本です。

かつての１万円札の聖徳太子像の原画となった法隆寺から皇室に献納された「御物聖徳太子像」に太子の没後半世紀を経て作られた川原寺の文字があることから、この絵は聖徳太子さんを描いたのものではないとか（別に没後半世紀経って描かれてもらじ的には不思議ではないと思うけれども…。）京都神護寺所蔵の有名な源頼朝さん像に描かれているのは実は足利直義さんなんじゃないかとか、いろんな新しい学説が取り上げられていたよ。

そもそもの歴史を知っている人向けなので、歴史初心者がいきなり読むとちょっと意味不明なところがあるかもしれない。
かと言って大人になってからこういった本を読む人はそれなりの歴史マニアだと思うので、その視点から見るとやや物足りない気がする。
ちょっと微妙な本ではありました。

2015/04/08

歴史、教科書もその時代で変わる、新しい発見であればいいけど、その時々の政権で変わるのはこちらも気をつけないといけない。だけど、教科書って学校行ってる時もそれほど読まなかったのに卒業してからだとなおさら読まないし。その意味でもこの本ヘェっていう発見もあり面白かった。

2014/09/07

へぇ〜っと思うのもあれば、そんなこたぁどうでもいいんじゃね？って思ったりするものもあった。鎌倉幕府がいつからかという議論とか。素人からすればどうでもいいことなんだけど、歴史関係に関わる人たちにとっては、他の出来事との整合性なんかもあって白黒はっきり着けたいんだろうな。