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アンフィニッシュト 文春文庫
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アンフィニッシュト 文春文庫

古処誠二【著】

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アンフィニッシュト 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/12/10
JAN 9784167753214

アンフィニッシュト

¥220

商品レビュー

4

8件のお客様レビュー

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2016/08/23

また、古処作品にやられた。 どんな作品にもそんなことがあったのか?と知らされる事が多い。 いつも違った視点で戦争の悲惨さを伝えてくれる

Posted by ブクログ

2016/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「…ここの隊員たちは非常に恵まれていると思うのです。もちろん僻地中の僻地ですから不便なのはわかります。しかし、職務的には恵まれていると思います。地域住民に理解して貰えるなんて、それだけで羨ましいですよ。」自衛官って、大変なのね。

Posted by ブクログ

2016/01/26

衝撃を受けた。 前作からしてあまり期待していなかった、というと失礼だが、物語としてはそこまで期待していなかった部分がある(ごめんなさい)。しかし今回は謎も含めてすべてが真っ当過ぎるからこそおもしろい。 自衛隊という密室の中で小銃が紛失するというまたもや特異な密室ミステリ。 朝香二...

衝撃を受けた。 前作からしてあまり期待していなかった、というと失礼だが、物語としてはそこまで期待していなかった部分がある(ごめんなさい)。しかし今回は謎も含めてすべてが真っ当過ぎるからこそおもしろい。 自衛隊という密室の中で小銃が紛失するというまたもや特異な密室ミステリ。 朝香二尉に頼まれ一緒に遥か南の伊栗島までやって来た野上三曹。緊張感の走る射撃訓練中に銃はどうやって、何故なくなったのか、というのが命題である。 穏やかでゆったりとした雰囲気の島ではあるが、ならばこそと自衛隊は統率がしっかりと取れて緩みがまるでない。不便ではあるものの、一見天国に見える島国の中の島ならではの悩みが、すべて事件に直結している。自衛官、島民両者が良好な関係を築くという理想的な場所だからこその、島民も自衛官も真っ当に考えた理由が事件にはある。 この事件には、まったく悪意も歪みもないのだ。 「島民と自衛官そろって小銃紛失をでっちあげた」という可能性を朝香はちらりと漏らすが、全体を通して見れば、あながちそれも間違いではないのではないか、と思える。島民も自衛官も、それぞれが島のためにと動いている。それは何も悪いことではないはずだ。 野上が自衛官ならばという前提でいろいろと話をするが、それだと小銃紛失の件とつじつまが合わないことばかりになってしまう。しかし最後に事実を知れば、すべてつじつまが合うという、実にシンプルな道筋だった。 真面目な自衛官及び島民ならではの孤島での話、非常に深みがあっておもしろく読ませて戴きました。

Posted by ブクログ

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