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ルポ中国「欲望大国」 小学館101新書
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ルポ中国「欲望大国」 小学館101新書

富坂聡【著】

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ルポ中国「欲望大国」 小学館101新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2008/12/03
JAN 9784098250127

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商品レビュー

3.2

13件のお客様レビュー

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2021/11/07

中国社会を皆さんはどのように思いますか? 私の周囲には中国の方が沢山います。 中国人全体から見ても、中流以上の生活をし、学歴も仕事もそれなりの位置にいる方ばかりです。 日本に暮らして長い方が多い為か、日本への悪感情もさほど無く習慣的なものも日本人に近いと思うことも度々。中国国内で...

中国社会を皆さんはどのように思いますか? 私の周囲には中国の方が沢山います。 中国人全体から見ても、中流以上の生活をし、学歴も仕事もそれなりの位置にいる方ばかりです。 日本に暮らして長い方が多い為か、日本への悪感情もさほど無く習慣的なものも日本人に近いと思うことも度々。中国国内での暴動のニュースに関しても比較的冷静なコメントをされます。 今回、こちらの書を通じて感じたのは、「お金重視の世界」でした。 この中では、愛人問題や、ネット・ゲーム依存症、学歴社会、麻薬、子育て問題、医療問題、など日本と同じような問題を取り上げています。場合によっては日本より深刻と言っても過言ではないでしょう。 急速に成長する多民族国家の中国社会では、統制を取ることが出来ず、結局のところその解決として「お金」を使用しているといったところでしょうか。 先日、友人の中国人夫妻が、日本で生まれた娘さんの戸籍を取得するのになかなかうまく行かず、「最終的にはお金を渡さないと無理だろう」とおっしゃっていました。その事実が正しい社会のあり方ではないという事は重々承知されています。しかし、それが中国の現実だということも理解されているからです。日本で「格差社会」が問題視される中、もっと大きな「格差社会」に生きる中国を捉えた書でした。

Posted by ブクログ

2021/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

富坂氏 10年以上前に書かれたモノ。”中国の話”ではあるが、まあどこの国でも形を変えて似たような物語は枚挙に暇がないだろうというような、社会の中で起きた事件や出来事について書かれている。現在にも通じるような事件等が出始めたのもこの頃ということなのだろうか。そして著者が中でも書いているが、当時の時点で過去にあったこと、そしてこれから未来にもおこるだろうといった事がこの10年で現実となったことがわかる。 毎回だが、著者の中国人脈の広さと深さはすごい。また良きも悪きも現実のひとつとして冷静に見つめる態度が非常に公平に見え、悪事を働く人間をただバッシングするのではなく、そうせざるを得なかった社会環境・構造まで言及している。 後書きに書かれているコメント(P.251)にそのスタンスが明確になっているように思える。 P.8 経済官庁に勤務する官僚がその仕組みを語る。 「いまや売春婦たちの存在は、中国社会における都市と地方、富める者と貧しい者の格差を是正する一つの”富の再分配”システムとして機能しているのです。 中国の田舎を訪れると、突然その土地に不釣り合いな豪邸と出くわしますが、そうしたイエのほとんどは『売春御殿』と地元では言われているものです。 P.87 中国では、姓は地域性、名は世相を色濃く反映する。かつて朝鮮戦争の前後には、朝鮮を助け守る意味の「援朝」、「衛朝」という名が流行り、60年代から70年代にかけては「紅軍」、「衛軍」、「紅兵」など政治色を帯びた勇ましい名前が巷に溢れた。文化大革命の時代には、愛国心を強調して子どもに「愛国」と名づけたところ、「国民党を愛する意味か」と逆に吊るし上げられた両親もいたという。 P.127 ネット中毒のなかでも、とくに重い症状をもつ子供が、特に麻薬中毒患者とよく似た反応を示すことは世界的にも知られた事実だ。子供からパソコンを遠ざける行為は、さながら麻薬中毒者から麻薬を取り上げるのと同じだとの説明は、本章の初めに述べたように、親にも躊躇なく刃を突きつける昨今の中国の少年犯罪を見れば得心がいく。 P.147 目的を達成するためには手段を選ばず、資金のある者はそれも惜しまないーーとなればその欲望の達成を手助けすけするための闇の組織が生まれるのもまた中国社会の常である。 P.158 受験生のみならず、教師から現場の監督官、行政の幹部までが替え玉に協力しているという現実ーー。 中国の受験生たちの戦いは、もはや紙の上の筆記試験に限らず、人脈や資金力、情報収集力と実行力などを含めた、まさに”総合力”の戦いになっている。 P.248 「ネットという巨大な装置をつかったいじめを見ていると、文化大革命の頃を思い出す」 そう私に語った年配の中国人も少なくない。 文化大革命は毛沢東によって発動された政治運動であり、その悲劇は毛のカリスマ性と結びつけて説明されるのが定説である。だが、この悲劇の本当の主役は、毛沢東だったのだおうか。 私には、それが人々の間に存在した嫉妬や、社会への怒りに思えてならないのだ。 むしろ”負のエネルギー”を抱えた圧倒的多数が、毛沢東の号令を千載一遇のチャンスとして、人生の逆転を試みたのではないかと思える体。そしてその背景にあった嫉妬と怨恨が沈殿する社会が、いままさに再現されているのではないか・・・。 P.251 中国ほど多種多様な人々がさまざまな環境下で厳しいサバイバルゲームを繰り広げている国では、その未来を楽観的に描くにしても、悲観的に見通るにしても、どちらもその材料に事欠かないということだ。少なくとも私は、明日にも中国が沈むという原稿を書こうとしても、そのまったく反対の原稿を書こうとしても苦労はしない自身がある。ただ、そんな原稿に価値はないと思っているだけだ。

Posted by ブクログ

2020/03/02

この人の本自体は好きなのだがこれはいまいち 他の本と同じ内容を書いてるような気がしてしまった そういう意味では、こっちの本を先に読んでたら、面白いっていったかもしれないけど...... ただ、この人は政治的な内容の方が面白いかも

Posted by ブクログ

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