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山下清の放浪日記
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山下清の放浪日記

山下清【著】, 池内紀【編・解説】

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山下清の放浪日記

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 五月書房
発売年月日 2008/11/28
JAN 9784772704762

山下清の放浪日記

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商品レビュー

3.5

4件のお客様レビュー

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2022/09/05

「浜吉田迄歩いて行って飯を貰おうとしたら、 此駅も駅前に家がないので、 少し遠く迄歩いて行くと 家があるので其処で朝飯を貰いに行きました」 山下清がまさかまさか私の故郷も歩いてたとは、 ビックリ、ビックリ

Posted by ブクログ

2021/07/31

TVの「裸の大将放浪記」のイメージが強いので乖離にびっくり。 https://seisenudoku.seesaa.net/article/481154757.html

Posted by ブクログ

2012/10/04

山下清の作品を改めてちゃんとみたくなり画集を借りてみた。 あわせて、山下清のヒューマンドラマが好きだったので、 この本も読んでみた。 彼の作品を見る前に彼を知っておきたかったので。 山下清は知能指数68の精神薄弱者で、 幼少の頃に父親から植えつけられた強迫観念のせい...

山下清の作品を改めてちゃんとみたくなり画集を借りてみた。 あわせて、山下清のヒューマンドラマが好きだったので、 この本も読んでみた。 彼の作品を見る前に彼を知っておきたかったので。 山下清は知能指数68の精神薄弱者で、 幼少の頃に父親から植えつけられた強迫観念のせいか、 時に凶暴、錯乱状態で友人をきりつけ、 八幡学園へ収容されることになる。 しかしここで貼り絵に出会い、清の才能は開花していく。 この本は、山下清が放浪した後、学園に戻ってきた時に、 毎日課題として書かされていた作文をまとめたものだ。 読んでびっくり。 なぜなら、放浪していた時の作文は何ひとついい話などなかったからだ。 ご飯をもらえる、雇って働かせてくれる家を探して 一軒一軒まわる。親が死んだとうそをついて。 道は迷うから線路をあるいていく。 一日2駅くらい。 夜は駅で泊まろうとするけど駅員に怒られ、 時には警察に連れて行かれ尋問をうける。 というかほとんど毎回尋問を受けている(笑) 仕事が見つかっても、怒られて、清は嫌になり、 3ヶ月とかで逃げ出す。何回かそれを繰り返す。 さらに戦争中は兵隊になりたくないから、 どうやって嘘をついて騙すか考えたり。 公然わいせつ行為を悪気もなく行ってしまい、 精神患者の収容所に監禁されてしまい脱走したり。 本当のことを言うときっとつかまってしまうから、 周りの人にうそをついてだまそう。 みたいなことばかり書いてあった。 山下清の背景を知ると、この作文の話も実際はどうだったかなんてわからないけど、 彼にとって人とのかかわりとは、とても苦しいものだったろう。 だけど、美しいものをみて美しいと感じたり、 旅が好きだったり、疲れたからやりたくないとさぼったり、 子供や、周りの大人から馬鹿にされ、仕事ができなくて 怒られて、もう嫌だと逃げだしたり、そして再び戻ってきたり、 精神薄弱者である清も私たちとなんらかわらぬ感情を持っていて、 とても親しみを感じた。

Posted by ブクログ

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