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神変 関ヶ原(1) 秀頼夭折、秀吉狂乱 歴史群像新書
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神変 関ヶ原(1) 秀頼夭折、秀吉狂乱 歴史群像新書

伊藤浩士【著】

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神変 関ヶ原(1) 秀頼夭折、秀吉狂乱 歴史群像新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学習研究社
発売年月日 2008/12/04
JAN 9784054039858

神変 関ヶ原(1)

¥110

商品レビュー

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2013/06/03

 秀吉の跡取りとなった木下勝俊と徳川家康が対決するというもの。この木下勝俊という人物が面白い。一応は秀吉の甥であるものの武人ではなく歌人であり、政はもちろん戦とも無縁の人生を歩んできたにも関わらず跡取りとして祭り上げられてしまう。そして本作の家康は圧倒的な強さと狡猾さを持ちあわせ...

 秀吉の跡取りとなった木下勝俊と徳川家康が対決するというもの。この木下勝俊という人物が面白い。一応は秀吉の甥であるものの武人ではなく歌人であり、政はもちろん戦とも無縁の人生を歩んできたにも関わらず跡取りとして祭り上げられてしまう。そして本作の家康は圧倒的な強さと狡猾さを持ちあわせており、戦の素人である勝俊が勝てるわけはないのだが「和歌」の力で味方を増やすという不思議な事をしてのける。それにより東西軍が拮抗するという奇妙な展開になっている。これだけを見ればかなり無茶な内容であると思うかもしれないが、西軍は勝俊は政がよくわからないが故に結果として適材適所な人員配置を行い、和を以って事に当っているのに対し、東軍は家康一人だけが突出して強力で、他者の意見を受入れない独裁体制とすることで一定の説得力を持たせるとともに、力のバランスもとれている。

Posted by ブクログ

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