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エンジン・サマー 扶桑社ミステリー
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エンジン・サマー 扶桑社ミステリー

ジョンクロウリー【著】, 大森望【訳】

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エンジン・サマー 扶桑社ミステリー

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 扶桑社
発売年月日 2008/11/30
JAN 9784594058012

エンジン・サマー

¥990

商品レビュー

3.7

16件のお客様レビュー

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2026/09/18

「嵐」によって文明が崩壊した遠未来のアメリカ。かつて地球上を支配し栄華を誇ったという「天使」の遺物を使用して細々と生きる人々。リトルべレアで生まれ育った「しゃべる灯心草」は、真実を知る聖人となる為、そしてかつて去っていった初恋の「ワンス・ア・デイ」を見つける為に生まれ故郷を旅立つ...

「嵐」によって文明が崩壊した遠未来のアメリカ。かつて地球上を支配し栄華を誇ったという「天使」の遺物を使用して細々と生きる人々。リトルべレアで生まれ育った「しゃべる灯心草」は、真実を知る聖人となる為、そしてかつて去っていった初恋の「ワンス・ア・デイ」を見つける為に生まれ故郷を旅立つ... ポストアポカリプスSFにして切実な愛の物語。 かつての高度文明の遺物を人々が独自に解釈、伝承し、規律正しく神話的な価値観で生きているという世界観が徐々にクリアになっていく様は極めてスリリングでぐいぐい引き込まれていく。設定としては今や世に数多ある定番のポストアポカリプスものに過ぎない訳で、その意味では衝撃度は薄いが、綿密に構築された世界と寓話的な語り口はかなり魅力的。 どういう結末を迎えるかはある程度は序盤から明らかにされているものの、予想を上回る衝撃というか切なさで激しく胸を打つ。あくまでここで綴られるのは流れ続けていく時間の中での「灯心草」というひとつの物語に過ぎず、「灯心草」のその後、そして世界のその後に思いを馳せずにいられない傑作。

Posted by ブクログ

2026/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

弐瓶勉の諸作品や『少女終末旅行』などを彷彿とさせるポストアポカリプス系旅物語である。『旅のラゴス』やジーン・ウルフの諸作品のような、ファンタジックなSFである。 訳者あとがきによれば、『新しい太陽の書』は本書の影響下にあるらしい。一方で『デス博士の島その他の物語』は本書に影響を与えたらしい。時系列がわからんちん。 2008年に刊行されたものを2010年にAmazonで新品を手に入れた。好んで読むようなタイプの作品ではない。内容も知らずに、おそらく『ディファレンス・エンジン』かなんかを読んだ直後に調子に乗って背伸びしたのではなかろうか。しかしスチームパンクではなかったので寝かせることになった。 解消されただけマシな積読。 「金棒牽き」とは「噂好き」のこと。「絵具の赤」は原語では"Painted Red"、彼女は金棒牽き。原語では"gossip"。英語でも日本語でも、噂好きに相当する語はあまりよい意味では用いられていないが、本作品中では知恵者として扱われている。 <天使>。<嵐>。世界の改造。<小月>、新しい月、古い月。ポストアポカリプス。保存されるはずだった記憶。うまくいかなかった計画。 アンゲロス。天災。源石。双月。来たるべき真の終末の前に思いがけず生じてしまったモラトリアム。保存されるはずだった記憶。うまくいかなかった計画。フリストン。 なんにでもアークナイツ要素を見出してしまうのはほとんど病気だ。だが、あまりにも。 思いがけずに出くわしたので、なおさらに。

Posted by ブクログ

2022/09/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

切ないです。一生懸命喋ってることをひたすら記録される〈しゃべる灯心草〉、彼は文明が滅んだ世界で聖人になるためにいくつもの共同体を巡りたくさんの人に会うけれど。。 自分探しの旅かな、と思ってたら最終的に…天使たちに何かを教えるためにコピーされたのかな。浮いてる島それはラピュタ、と思っていたら終盤で「ラピュタ」と呼ばれていました。ガリバー旅行記の頃からラピュタはあるのでもう古代遺跡みたいなものか。 ラスト切ない。いつもはスイッチ切られてるのかな……このことを踏まえて最初に戻ると。。

Posted by ブクログ

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