ラーメン道場やぶり

江口寿史, 徳丸真人【著】

• 販売会社／発売会社: 集英社インターナショナル/集英社
• 発売年月日: 2008/11/30
• JAN: 9784797671834

商品レビュー

2010/06/19

超有名ラーメン店（麵屋○○や一○堂、等）をばっさ、ばっさと
切倒しています。

ちまたに溢れるラーメン本とは、一味もふた味も違う。
ラーメン屋批評が面白いです。

渋谷道玄坂にある喜楽に対する作者の偏愛もまた面白い。
この本を読んだあと、私もすぐに喜楽に行きました。

2010/04/13

●ラヲタ反動バトルトークの書

・ウンチクを振りかざしたり、評論家陣の言説をありがたがったりする、昨今のラーメンシーンに異議を唱えておるご両人。
・「品切れっていうのは普通は恥なのよ」っていうコトバに代表されるように、カウンターのこっち側からの視点に重きを置いて談論風発。店頭で食した際の情報のみで語っているから、食材がどうの、店主の来歴がどうの、というあたりにはまったく依拠しない。これはこれで小気味よい。

・著者二人がラーメン好きの極右か極左かは意見の分かれるところだろうが、もちろん彼らも「生活圏の中だけ」でラーメンを食べているわけでもなく、ネット情報を頼りにしていないわけじゃない。
・ま、結局は同じ土俵からの指摘、建設的批判なんじゃないかな、というのがメイン感想。
・ブロガー間でよく指摘される「普通に美味しい」が、2001年時点で普通に発せられているのには、思わず笑ってしまった。

2010/03/18

この手の本って、もう合う合わないの世界かと。二人のラーメン観が私のそれと極めて似てるので、読んでいて痛快。ファンとしては江口寿史の挿絵だけで価値はあるのですが(笑)