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イギリスを泳ぎまくる
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2008/12/10 |
JAN | 9784750508139 |
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イギリスを泳ぎまくる
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商品レビュー
5
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どんな世界にもド変態というのはいるもんだなぁ、というのが読了後の最初の感想。しかし、変態もドがつくまで極めれば清々しいというか、ある種の神聖性まで帯びてくるから面白い。 著者はイギリス在住。タイトル通り、イギリス各地の川、沼、湖、水路、プール、海、その他もろもろ、およそ「水が溜まっているところ」を泳ぎまくった、その記録が一冊の本になっている。さすがにとんでもないヘドロや汚水があるようなところでは泳いでいないが、街中の普通の川や、何が棲息しているのか分からないような山深い沼や池のようなところには躊躇なく飛び込んでいく著者の嗜好は、好意的な意味で常軌を逸している。 単なる水泳記録ではなく、その時々の自然や気候、水の中の生き物、水回りで育つ植物、そして水そのものの冷たさや心地よさが丁寧に描かれていて、読んでいて自分も水の中にイルカのような不思議な浮遊感が得られる。短い章で3ページ、長くても30ページ弱なので、最初から読まずにパラパラとめくりながら読むのもいいかも。 イギリスの地名と植生に詳しくないので、描かれている風景が脳裏に映像として浮かんでこなかったのが残念。イギリスの自然と地形が分かっていれば、もっと楽しめる本なのだろうと思う。 原著のタイトルは『Waterlog』。水の記録といったところか。原著タイトルもシンプルでいいが、作品と著者の本質を短く的確に表現した日本語のタイトルもいい。珍しくセンスがいいというか、原著のタイトルの意図を汚さずに新しい魅力を付加した、いい和文タイトルがついていると思う。
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河川周りの官憲が法的根拠に乏しいのに無駄に威張っていたり許認可権を持っているのは日本と似ていて、護岸工事等も含め先進国と言えどカナダやドイツみたいな国ばかりでもないと判る一冊。季節も場所も選んだが故に過酷だったり等興味深い。今の一律の四角いプールだけがプールなだけではなく、人工的...
河川周りの官憲が法的根拠に乏しいのに無駄に威張っていたり許認可権を持っているのは日本と似ていて、護岸工事等も含め先進国と言えどカナダやドイツみたいな国ばかりでもないと判る一冊。季節も場所も選んだが故に過酷だったり等興味深い。今の一律の四角いプールだけがプールなだけではなく、人工的に加工した川泳ぎ場があった事に驚き。泳ぐ事がだんだんナウである事から外れて行く事が沁みる。
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ある日、男は泳ぎはじめた。泳ぐことへの魅力にとりつかれ、海や川、湖などイギリス各地の水場という水場を雨でも冬でも泳ぎまくります。これは著者が水場を泳いで回りながら、遭遇した出来事や水辺の生物から学んだ自然保護の重要性をつづった本。著者に感化され、泳ぐことが楽しく思えます。
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