1,800円以上の注文で送料無料

国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える 角川文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える 角川文庫

佐藤優, 竹村健一【著】

追加する に追加する

国家と人生 寛容と多元主義が世界を変える 角川文庫

定価 ¥607

110 定価より497円(81%)おトク

獲得ポイント1P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

7/9(火)~7/14(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2008/11/25
JAN 9784043911011

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

7/9(火)~7/14(日)

国家と人生

¥110

商品レビュー

3.9

14件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/07/28

佐藤優と竹村健一との対談です。竹村が佐藤の考えを巧みに引き出しています。 竹村については、昔テレビで活躍した保守派の論客という程度の知識しかなかったのですが、本書を読むかぎりでは、佐藤と同じく保守と革新の垣根にとらわれない自由な思考をおこなうことのできる評論家のように思えます。...

佐藤優と竹村健一との対談です。竹村が佐藤の考えを巧みに引き出しています。 竹村については、昔テレビで活躍した保守派の論客という程度の知識しかなかったのですが、本書を読むかぎりでは、佐藤と同じく保守と革新の垣根にとらわれない自由な思考をおこなうことのできる評論家のように思えます。 竹村の本を検索しても、処世術めいたタイトルの本ばかりがあがってくるので正直いって敬遠していたのですが、本書を読んでやや認識を改めました。

Posted by ブクログ

2018/10/24

佐藤優、竹村健一の両巨匠による対談を、2007年12月に発刊したものを文庫化したもの。両氏の生い立ちや考え方のよく分かる本。両氏とも基本的に保守的な自由主義者であって、天皇制を重んじる国際派であることがわかる。佐藤氏が、護憲論者であることには驚いた。 「収監された日のメニューは...

佐藤優、竹村健一の両巨匠による対談を、2007年12月に発刊したものを文庫化したもの。両氏の生い立ちや考え方のよく分かる本。両氏とも基本的に保守的な自由主義者であって、天皇制を重んじる国際派であることがわかる。佐藤氏が、護憲論者であることには驚いた。 「収監された日のメニューは今でも覚えています。青椒牛肉絲、小エビがたくさん入った中華スープ、ザーサイで、外部から食事の差し入れも可能なのですが、「食事は思ったより美味しいのでとくに差し入れはいらない」と断ったほどです」p20 「国家というものがある限り、戦争は避けられない」p30 「問題点があるにしろ、国家がその方向に動いていくのであれば、それに対応する知恵を出さないと生きていけない」p53 「(英国)町なかのパブにのみに行くと、パブに扉が2つある。中産階級はサルーンという扉から入っていきますが、労働者階級はパブという扉から入る。なかは一緒です。それなのに入り口が異なる。「なぜこうなっているんだ?」と聞いたら「扉を開けるときに気分が違うんだ」といわれました」p114 「官僚の世界でも、みながやりたいことをやったら組織はバラバラになってしまうので、8割くらいの人はいわれたことだけやろうという姿勢でいいと思います。そのうえで、残り2割が乱暴なことをやっても、それを受け止めることができるのが強い組織です。ですから、それを見てくれる上司の存在が重要です」p129 「諜報員をひとり東京に送り込んだら、年間5000万円くらいはかかります。家賃が月額100万円以上、場合によっては200万円くらいの一等地のアパートが必要になる。時には自宅でパーティーを開かねばなりませんから。当然車もそれなりのものを用意します。それほどコストがかかるにもかかわらずたくさんの諜報員を送り込んでいるということは、東京がいかに重要な都市かがわかると思います」p134 「中国が超大国になるのは間違いない。それは日本にとって煩わしいが、発展を阻止することはできません」p194 「ペイさえ払えば、いまのロシア人はとてもよく働きます」p211 「欲望を抑えるのはイデオロギーにしかできません」p214 「人間の文化とは恐ろしいもので、たった20年か30年、徹底した教育をすれば、たちまち、そういう感覚になってしまうのです」p215 「共産主義とは危険な思想で、世界を制覇するという発想があります」p236 「日本はキャッチフレーズ先行の社会で、政治家の人気が高いというのはキャッチフレーズが上手いともいえる。そうした政治家のやり方に慣れると、政治の本質を見失う。つまり民主主義の精神が鈍化していく。すると、やがてその指導者が日本の国体を意のままに変更しても、誰もストップをかけることができなくなる」p289 「右翼・国家主義陣営に属する一部の人々は「法律で定められているから小中学校では国旗を掲揚し、国歌を斉唱することを、教師と生徒に義務付けるべきである」と言う。これもおかしな話だ。押し付けるから国家に対する忠誠心や同胞に対する共感は生まれない。そもそも国旗、国歌を法制化するという発想自体が間違っている。法律で規定したことは法律で変更することができる」p325 「日本のいま、特に若い世代に問題なのは、興味を持つ力が落ちていることではないでしょうか」p332

Posted by ブクログ

2016/12/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2008年(底本2007年)刊行。 「だいたいやねぇ」の政治評論家竹村健一と佐藤との対談集。  対談故か、話に深みは感じ取れなかったが、テーマは沖縄、ロシア(旧ソ連)、日露外交、学習法・読書術、語学、宗教、外務省・外交官など広範囲にわたる。  いずれも佐藤のテリトリーであるためか、彼の語りが多いのが特徴かもしれない。  そのなかで、外交・政治を主領域とする竹村らしさが顔を出すのは、日露外交などで日本の政治家(橋本龍太郎など)が言及される件。  佐藤の誑しぶりが伺える一方、竹村のお茶目かつ暖かな為人も垣間見える。  そもそも竹村とは思想的に真逆である小田実を、共に時代と格闘したという意味で「戦友」と評したのが、意外とも竹村らしさとも感じ取れたところ。  収穫というわけでは全くないが、憲法観については、両名とも全く違うことだけは確認できた。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品