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自我の起原 愛とエゴイズムの動物社会学 岩波現代文庫 学術205
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自我の起原 愛とエゴイズムの動物社会学 岩波現代文庫 学術205

真木悠介【著】

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自我の起原 愛とエゴイズムの動物社会学 岩波現代文庫 学術205

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2008/11/14
JAN 9784006002053

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商品レビュー

4.2

15件のお客様レビュー

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2025/10/20

かなりおもしろかった。 社会学を動物から始めた本で、真木悠介の全体では序論にあたる(?) 宮沢賢治にも少し手を伸ばしていて、全編読み応えあり。

Posted by ブクログ

2025/02/07

巷では生成AIの話題が盛り上がり、AGIで人間の感性や創造性さえも開発しようと世界中の国や企業が鎬を削っている。 そうした時に、真木悠介の名にひかれ書店でこの本を手にした。AIやテクノロジーとはまったく違う人文・哲学系の内容と思い読み出したが、予想に反して今最もホットなAGIが対...

巷では生成AIの話題が盛り上がり、AGIで人間の感性や創造性さえも開発しようと世界中の国や企業が鎬を削っている。 そうした時に、真木悠介の名にひかれ書店でこの本を手にした。AIやテクノロジーとはまったく違う人文・哲学系の内容と思い読み出したが、予想に反して今最もホットなAGIが対象とする人間の脳のことが書かれている。 1993年に社会学者真木悠介(見田宗介)が書いた人間の自我や愛・共生のことを「動物社会学」でアプローチし解明しようとする論文である。 初めて知る事実や理論が刺激的で興味を惹かれるが 全体を振り返ると「はて、何を言おうとしているのか」という感じである。門外漢は進化論や細胞学などに疎くスッキリした全体理解には今一歩だ。 巻末の解説で大澤真幸が鮮やかにまとめている。 ①社会生物学の達成水準 ②利己的な遺伝子に立脚する社会生物学の含意に反して動物個体は利己的でなく利他的 ③生物個体は漂白する生成子(遺伝子)の乗り物 ④多細胞の個体も共生系 個体が誕生してはじめて性とか死の意味がでてくる ⑤個体が主体化される機序 エージェント的な主体性の獲得(個体システム内部での生成子の淘汰、多細胞化、免疫系の発達、脳神経系の発達)、遺伝子の目的とは独立の固有の目的を持つテレオノミー的主体性、それは脳の発達による学習能力やシュミレーション能力を前提に群居性・社会性で獲得される ⑦動物個体は生成子からの派生物が生成子の論理の直接の規定から自立したものであった 個体が個体を超えたものを派生させ自立する と本文を章毎に簡潔に要約し、この論文の意味と価値を評価し著者の学問的立ち位置や構想・思考の経緯も説明している、流石に優秀なゼミ生である。 宮台真司や小熊英二も彼のゼミ生だった。 先に読んだ利根川進と立花隆の『精神と物質』の内容に重なるところがある。その部分も抜書きすると。 立花の「遺伝子によって生命現象の大枠が決められているとすると基本的に生命の神秘なんてものはないということになりますか」という問いに利根川は「神秘ということは要するに理解できないということでしょう。生物というのはもともと地球上にあったものではなくて無生物からできたものですよね。無生物からできたものであれば物理及び化学の方法論で解明できるものです。要するに生物は非常に複雑な機械にすぎないと思いますね」と答えている。 「人間の精神現象というのは重さも形もない物質としての実体がないんだから物質レベルで説明をつける意義があまりないと思いますが」に対して「こういう性状を持たないもの例えば電気とか磁気も現代物理学の対象になっています。ぼくは脳の中で起こっている現象を自然科学の方法論で研究することによって人間の行動や精神活動を説明するのに有効な法則を導き出すことが出来ると確信しています」と言う。 「教育学という学問分野‥‥現象的な経験値の集大成にすぎず処方に限界がある‥‥人文科学というのはだいたい現象そのものに興味を持っているのであって必ずしもその原理的探究に関心があるわけじゃないですからね。いずれああいう学問はみんな結局は脳の研究に向かうと思います。逆にいうと脳の生物学が進んで認識、思考、記憶、行動、性格形成等の原理が科学的にわかってくればああいう学問の内容は大いに変わると思います。それがどうなっているかよくわからないから現象を現象のまま扱う学問が発達してきた」 「すると21世紀には人文科学が解体してブレイン・サイエンスのもとに統合されてしまうことになりますか、文学とか哲学はどうなりますか」に対する答えは 「哲学に関していえば‥‥ブレイン・サイエンスの成果は哲学が扱う世界観や人間観にさらに大きな影響を与えると思います」 「精神現象も含めてあらゆる生命現象が根本的には物質的基盤の上に立っている、そして物質的生命現象というのは基本的にはDNAに記された設計図通り動いていくのだということになると精神現象も決定論的現象だといことになります」と言う。 「我々の自我というものが実はDNAのマニフェステーション(自己表現)にすぎないんだと考えることも出来る」「同じ人間というスピーシズに属する個体同士で同じ認識メカニズムのブレインを持ちそれによって同じコンセプトを持ち合っているから世界はこういうものだと同意しあっているだけ、人間のブレインがあるから世界はここにある、そういう意味で唯心論なんです」、利根川は自分は唯心論者だという。 1993年の真木悠介、‘90年の利根川進の話である。 その後30年以上、脳に関する研究は進み、 テクノロジーの進化も加速度を増している。 シンギュラリティも現実的だ。 あらゆる意味で、近い将来世界はどんな社会になるのか興味深々である。

Posted by ブクログ

2023/08/01

2023年8月「眼横鼻直」 https://www.komazawa-u.ac.jp/facilities/library/plan-special-feature/gannoubichoku/2023/0801-14603.html

Posted by ブクログ