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アデン、アラビア/名誉の戦場 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集Ⅰ-10
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2008/11/30 |
JAN | 9784309709505 |
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アデン、アラビア/名誉の戦場
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商品レビュー
3.4
13件のお客様レビュー
221212*読了 「アデン、アラビア」は難しい。 これ、小説?と思いながら読んでいたけれど、違ったんだな。 当時のヨーロッパ、フランスを全く知らない身からすると分からない部分が多かった。 各章によって論じる項目ががらりと変わるので、ついていくのが大変。 これもまた、文学なのだな...
221212*読了 「アデン、アラビア」は難しい。 これ、小説?と思いながら読んでいたけれど、違ったんだな。 当時のヨーロッパ、フランスを全く知らない身からすると分からない部分が多かった。 各章によって論じる項目ががらりと変わるので、ついていくのが大変。 これもまた、文学なのだな。 「名誉の戦場」は前者と比べると読みやすい。 自伝的小説の第一部で、第二部以降はこの時点では翻訳されていない…!今はどうなのだろうか。 自分の祖父母のこと、父のこと、大叔母のことを語っているんだけれど、そこにいるであろう「ぼく」の存在がほとんどない。 こんな風に自身の存在を消しながら、情景を描写でき、それもかなり緻密に描けるのはすごい。 細かなエピソードがたくさん重なり、章ごとに時系列が変わる目まぐるしさと、何かが起こっているようで大したことは起こっていないごく普通の家族の様子との織りなし方がとてもよかったです。
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『アデン・アラビア』 20歳から21歳になる境目で読んだ。世界への鬱屈とした眼差しに共感はしたが、それだけで終わってしまったので少し物足りなかった。 『名誉の戦場』 母方と父方の家族をユーモラスに綴りつつ、第一次世界大戦への記憶へと移っていく織り目が、繊細で丁寧だった。戦争のや...
『アデン・アラビア』 20歳から21歳になる境目で読んだ。世界への鬱屈とした眼差しに共感はしたが、それだけで終わってしまったので少し物足りなかった。 『名誉の戦場』 母方と父方の家族をユーモラスに綴りつつ、第一次世界大戦への記憶へと移っていく織り目が、繊細で丁寧だった。戦争のやりきれなさが語り口から伝わってくる。後半は切なくも次の作品へと繋がっていく予感があったので、続きも翻訳してほしい。
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「僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。」 自分も含めて、若者には共感を、壮年以上には青春への回顧を呼び起こす美しい冒頭の言葉をどこかで目にし、本書が気になっていたという人は多いのではないだろうか。 自分はこの言葉を沢木耕太郎の文章(エッセイか...
「僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。」 自分も含めて、若者には共感を、壮年以上には青春への回顧を呼び起こす美しい冒頭の言葉をどこかで目にし、本書が気になっていたという人は多いのではないだろうか。 自分はこの言葉を沢木耕太郎の文章(エッセイか深夜特急だったと思う)で目にし、長らくこれがニザンの「アデンアラビア」のものだと忘れていた。
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