- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 新書
カラヤンがクラシックを殺した 光文社新書
定価 ¥902
220円 定価より682円(75%)おトク
獲得ポイント2P
在庫わずか ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
11/26(火)~12/1(日)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2008/11/13 |
JAN | 9784334034832 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
11/26(火)~12/1(日)
- 書籍
- 新書
カラヤンがクラシックを殺した
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
カラヤンがクラシックを殺した
¥220
在庫わずか
ご注文はお早めに
商品レビュー
2.6
15件のお客様レビュー
指揮者として他に例を見ないほどの地位、名誉、そして破格の収入と財産を築き上げたカラヤン。彼が何を考え、どのように歩んでいたのか。 それは音楽性とは無関係とは言えないが、多分に政治的な権力を行使してきた結果でもある。
Posted by
カラヤンによってクラシックは大衆に消費されるものになってしまったことを舌鋒鋭く批判している本です。 著者は本書を「精神史」の方法にもとづいて執筆したと述べており、アドルノを思わせる消費社会と大衆に対する呪詛のことばがつづられるとともに、カラヤンがそうした二十世紀の動向にみごとに...
カラヤンによってクラシックは大衆に消費されるものになってしまったことを舌鋒鋭く批判している本です。 著者は本書を「精神史」の方法にもとづいて執筆したと述べており、アドルノを思わせる消費社会と大衆に対する呪詛のことばがつづられるとともに、カラヤンがそうした二十世紀の動向にみごとにこたえるような天才性をもっていたことを、皮肉めいた筆致で論じています。そのうえで、オットー・クレンペラーの「世界苦」(ヴェルトシュメルツ)と、ヘルベルト・ケーゲルの「絶望」に、現代のクラシック音楽を取り巻く閉塞した状況から脱する道筋を見いだそうとしています。 本書の議論そのものはおおむね興味深く読むことができました。ただ、本書で批判されているような芸術を取り巻く消費社会的な状況は、まさにそれに対する批判をも取り込んでしまうものだという点にかんする自覚がないことに引っかかりをおぼえます。手に取りやすい「光文社新書」というレーベルから刊行されている本書は、カラヤンを批判することでクラシック通を気取りたい、わたくしのような「大衆」に消費されて終わることになるでしょう。この点で、著者にはまだ、絶望が足りないのではないかといわざるをえません。
Posted by
議論はシンプルで、「高尚で深刻であるべき(という前提でいいのかはともかく)クラシック音楽を、安っぽいエンタテインメントに堕さしめたカラヤンの罪は重い」というもの。 まあ一理はありそうに思いつつ、この情報過多の大量消費時代にはカラヤン独りが悪いわけではなく、その結節点にカラヤンも...
議論はシンプルで、「高尚で深刻であるべき(という前提でいいのかはともかく)クラシック音楽を、安っぽいエンタテインメントに堕さしめたカラヤンの罪は重い」というもの。 まあ一理はありそうに思いつつ、この情報過多の大量消費時代にはカラヤン独りが悪いわけではなく、その結節点にカラヤンもいた、というだけだろう。 後半はカラヤンと対置してクレンペラーやケーゲルといった深刻系の指揮者についての語りが入る。「世界苦(ヴェルトシュメルツ)」という単語がたびたび出てくるように、(クラシック)音楽には苦悩や狂気が必要なんだけど、カラヤンには見られないか薄いらしい。 もっとも、そのキーワードに対して「「世界苦」などという余計な感傷を無視しさえすればカラヤンのオペラは存分に楽しめるものに仕上がっている」というくだりがあるように、要は「カラヤンってダメだよね、まあどうでもいいんだけど」程度の話なんである。 しかもダメと言いつつ、最後にはもっとカラヤンを聴けと結ばれていたりして、論旨は分裂して見える。カラヤンへの歪んだ愛なのかなぁ。 この本ダメだよね、まあどうでもいいんだけど。
Posted by