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神様のいない日本シリーズ

田中慎弥【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/11/12
JAN 9784163276908

神様のいない日本シリーズ

¥220

商品レビュー

2.9

15件のお客様レビュー

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2022/06/23

願う強さはいつの時代も神様か。 奇跡に投影するのは願望か。 あの男に対する、父さんの気持ち。願い。 父さんに対する、寿万さんの葛藤。想い。 母さんの対する、父さんの考え。熱量。 香折に全てが集約される。 走っていくメロスでもいいよ。 ゴドーを待っていてもいいよ。 どっちでもいいん...

願う強さはいつの時代も神様か。 奇跡に投影するのは願望か。 あの男に対する、父さんの気持ち。願い。 父さんに対する、寿万さんの葛藤。想い。 母さんの対する、父さんの考え。熱量。 香折に全てが集約される。 走っていくメロスでもいいよ。 ゴドーを待っていてもいいよ。 どっちでもいいんだ、多分。 日本シリーズの奇跡も、どっちでもいいんだよ、多分。 その時の気持ちが1番大切なことなんだ。 寿万さんが、最前列の真ん中にいる事が、全てを物語ってると、思った。

Posted by ブクログ

2015/11/01

日本シリーズが終わったばかりなので、積ん読の本の中から田中慎弥氏の『神様のいない日本シリーズ』を選び読了。 ライオンズが西鉄の時の奇跡の三連敗からの連勝での日本シリーズ勝利に次いで、西武になってからの1986年の日本シリーズのドラマティックなゲームが行われていた時に高校生だった主...

日本シリーズが終わったばかりなので、積ん読の本の中から田中慎弥氏の『神様のいない日本シリーズ』を選び読了。 ライオンズが西鉄の時の奇跡の三連敗からの連勝での日本シリーズ勝利に次いで、西武になってからの1986年の日本シリーズのドラマティックなゲームが行われていた時に高校生だった主人公の多感な時期ゆえの葛藤とドキドキの日々が主人公の息子への独白というかたちで語られる形で出来ている小説だ。物心ついた頃に出て行った父親の目の前にいないが軽くはない存在に対するえも言われぬ思いを抱えながらも、後に妻となる女性と出会い一緒に練習をして文化祭の舞台に立つまでの恋心をいだいた浮ついた心を持て余す若者の青臭い日々が軽やかに描き出されていて、読みながら久しぶりに昔々旭川にいた頃の日々を思いだしてしまった。

Posted by ブクログ

2013/11/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

気持ちのよい読後感ではないが、なぜかインパクトがある物語。 豚・・・ 執拗な日本シリーズの描写・・・ 父親の父親の手紙の正体・・・ ときどき通常の感覚では理解できない父親のテンションの高さ・・・ そして、語りかける相手が最後まででてこない・・・ これ、毎回思うけど、田中慎弥の物語は読みにくいが、文章は読みやすい。

Posted by ブクログ

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