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直筆で読む「人間失格」 集英社新書ヴィジュアル版
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2008/11/19 |
JAN | 9784087204681 |
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直筆で読む「人間失格」
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商品レビュー
4.7
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
解説を中心に読んだ。 太宰治の直筆は読みやすく、修正の跡から試行錯誤している様子が伝わってくる。 「世間」が理解できない葉蔵を、どのように描くか。 その過程が、 「愛情」→「思ひやり」→「必死の奉仕」 「いよいよ」→「どうやら」 「はつきり」→「ぼんやり」 「来ました」→「来たやうな気がしてゐました」 などの改稿で分かる。 大変貴重で有り難い一冊。
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思春期の私に大きな衝撃を与えた作品。15年以上ぶりに読みました。 小説を直筆原稿で、というか、活字以外で読むという経験を実はほとんどしていないということに気づく。内容以前に受け取る雰囲気が大分違う。メディアはメッセージです。 太宰治の推敲を重ね、表現に迷いながら紡ぎたざれた文...
思春期の私に大きな衝撃を与えた作品。15年以上ぶりに読みました。 小説を直筆原稿で、というか、活字以外で読むという経験を実はほとんどしていないということに気づく。内容以前に受け取る雰囲気が大分違う。メディアはメッセージです。 太宰治の推敲を重ね、表現に迷いながら紡ぎたざれた文章であることがよく分かります。この作品はこの本の原稿の前に草稿がいくつかあるということで大枠の骨格は定まった状態での表現の推敲だったようですので、原稿を書いては破って捨て、というようなステレオタイプはこの本を見ても分からない訳ですが、それでも言葉のプロたる小説家であってもこれだけの迷いを重ねながら作品を作り上げているということにはやはり面白みを感じます。
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何度か草稿を重ねた上での原稿なので、 すでに書くべき物の骨格は定まっていて、 文章の言い回し、伝わり方などに推敲が重ねられている。 特に主人公である葉蔵の心境には細心の注意を払っていて、 彼は達観した識者などではなく、文字通り『道化』として 読むものに人間としての生き方を説いて...
何度か草稿を重ねた上での原稿なので、 すでに書くべき物の骨格は定まっていて、 文章の言い回し、伝わり方などに推敲が重ねられている。 特に主人公である葉蔵の心境には細心の注意を払っていて、 彼は達観した識者などではなく、文字通り『道化』として 読むものに人間としての生き方を説いている。 原稿用紙に直筆で何度も何度も書き直すからこそ 文学は傑作たり得る気がした。 ワープロでは、磨き抜かれた生の文章に勝てない。
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