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再起 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2008/11/15 |
JAN | 9784150707415 |
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再起
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商品レビュー
4.6
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
競馬シリーズ40作目。 シッド。 まさかまた会えるとは。 結論から言うと、無事再婚できて良かった。 意図せず前妻に恋人を紹介することになった時はどうなることかと思っていたが、 前妻とのわだかまりも消えたし、銃で撃たれた恋人も助かったし。 (前妻の今の結婚生活があまり幸せそうでなかったので、 もしかしてよりを戻す展開なのか⁈と思ってしまったのは申し訳なった) さて事件の方は、義父に頼まれて訪れた競馬場で、 シッドは馬主に八百長疑惑について調べるように頼まれる。 すると、その直後疑われていた騎手が競馬場内で銃で撃たれて殺された。 騎手の父親に頼まれて、シッドは犯人を捜すが、 今度は調教師が自殺する。 さらに、政府関係者にはネット・ギャンブルについて調べるようにも、 依頼される。 調べを進めていくうちに恋人のマリーナが襲われたので、 彼女が一人にならないように気をつけていたが…。 騎手と馬主を殺した犯人の動機がいまひとつピンとこなかった。 自分を支配するの父親に復讐するために、持ち馬の八百長を行っていて、 それを知られないために殺したとは。 元義父が、自分の娘とシッドの遭遇にあたふたする場面や、 容疑者の過去を探っていた時に、 有名私立校の元舎監が私怨のために生徒の過去を話す場面が面白かった。 最後にもう一度言うが、シッドが幸せになって良かった。
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イギリスの作家ディック・フランシスの長篇ミステリ作品『再起(原題:Under Orders)』を読みました。 『査問』に続き、ディック・フランシスの作品です。 -----story------------- 元騎手で調査員のシッド・ハレーは、上院議員のエンストーン卿から持ち馬の...
イギリスの作家ディック・フランシスの長篇ミステリ作品『再起(原題:Under Orders)』を読みました。 『査問』に続き、ディック・フランシスの作品です。 -----story------------- 元騎手で調査員のシッド・ハレーは、上院議員のエンストーン卿から持ち馬の八百長疑惑に関する調査を依頼された。 しかしその直後八百長への関与を疑われた騎手が死体となって発見され、殺人容疑で逮捕された調教師も証拠不十分で釈放されたあと、不可解な自殺 を遂げてしまう。 真相究明に奔走するハレーだが、謎の刺客が最愛の恋人マリーナを襲う。 『大穴』『利腕』『敵手』に続き、不屈の男シッド・ハレーを四たび主役に迎えて、競馬シリーズ待望の再開! 巨匠が六年の沈黙を破って放つ待望の競馬シリーズ最新作。 ----------------------- 2006年(平成18年)に発表された競馬シリーズの第40作にあたる作品です。 障害レースの最高峰、チェルトナム・ゴールド・カップが行なわれる当日、元騎手の調査員シッド・ハレーは競馬場を訪れ、建設会社を経営する上院議員ジョニイ・エンストーン卿から仕事を依頼された… 持ち馬が八百長に利用されている疑いがあるので、調べてほしいというのだ、、、 彼は調教師のビル・バートンと騎手のヒュー・ウォーカーが怪しいという… ハレーは依頼を引き受けるが、その直後、競馬場の片隅でウォーカーの射殺死体が発見された。 この日、ウォーカーとバートンが罵り合っているのを多くの人が目撃していた… そしてウォーカーは前夜、ハレーの留守番電話にメッセージを残していた、、、 レースで八百長をするよう何者かに脅されていたらしく、「言うことをきかなければ殺す」と言われたという… やがてハレーは思わぬ経緯でウォーカーの父親から息子を殺した犯人を突き止めてほしいとの依頼を受ける。 さらに知人から、ギャンブル法改正によって発生する不正についての調査も任される… こうしてハレーは三つの依頼を抱えることになった。そんな折、警察はバートンをウォーカー殺害容疑と八百長の疑いで逮捕する、、、 彼は証拠不十分で釈放されるが、やがて事件が起きた… そのバートンが自宅で拳銃自殺をしたというのだ。 どうしても彼が自殺したとは思えないハレーは、調査を進めていく… だが、卑劣な敵は、ハレーの最大の弱点である恋人のマリーナに照準を定め、魔手を伸ばしてきた! シッド・ハレーが登場する物語は初めて読みましたが、シリーズ中4度目の登場のようですね… ビル・バートンの死は自殺ではなく、自殺に見せかけた殺害と信じるハレーは、ヒュー・ウォーカーの銃殺と同一犯の犯行と考えて捜査を進めますが、ハレーの捜査を妨害するために恋人のマリーナが襲われ、瀕死の重傷を負うことで窮地に追い込まれます、、、 しかし、偶然、ある人物のタンスの中を見たことをきっかけに犯人一味の一人を特定して反転攻勢… その後、一気に犯人たちを追い詰めていく終盤の展開が愉しめました。 面白かったですね… 競馬シリーズを読んだのは新旧ごちゃ混ぜで7冊目かな、機会があれば、競馬シリーズの他の作品も読んでみたいです。
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ディック・フランシス単独名義での最終作。 シッド・ハレーを最後に持ってきたんだ。 これで競馬シリーズは卒業。楽しかったな。
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