ご近所の神様 身近な神社と不思議なご利益 マイコミ新書

久能木紀子【著】

• 販売会社／発売会社: 毎日コミュニケーションズ
• 発売年月日: 2008/10/31
• JAN: 9784839928834

商品レビュー

2016/03/30

ご近所の神社の話。
身近な近所にある神社の解説から始まり、神社と地名の話、それぞれの神様の物語、神社の不思議な話、参拝方法など、一通りのことがまとめられている。

神社によって、かなり地域性があったり（例えば、荒川沿いに第六天社が多いとか、椙山神社は横浜市や川崎市にしかみられないとか）、東京は風水の世界観で構築された結界都市だったなど、面白い記述があり、その部分はスラスラ読めた。

しかし、元々、神様の区別が苦手なので、それぞれの神様の名前や由来の話の部分は、混乱してしまった。
神様と一言で言っても、神話に出てくる神様、インドから伝来した仏様、歴史上の人物など、様々。
そして、それが実は同一だったとする説もあったりしていて、混乱。
このあたり、宗教に寛容な日本という感じ。

神話の神様は、それぞれが山の神、海の神、火の神、食物の神、雷の神、寿命の神など、自然的なものばかり。
最も古い神社と言われているのは、三輪山を御神体としている大神神社。
結局のところ、人間は自分の力ではどうしようもないものを司る何かがあると思っていて、それを偶像化したのが神様たちなんだろうなーという印象を受けた。
その印象を受けて、以前に見た和歌山県 神倉神社のコトビキ岩を思いだして、しっくりきた。

2010/07/09

［　内容　］
私たちが普段何気なく見過ごしているご近所の神社。
そこには思いもよらない不思議があるのです。
「八幡様」「お稲荷様」「天神様」…。
神社に祀られている神様の面白くて恐ろしい物語とご利益。
そもそもなぜこの場所に神社があるのか？
お参りの時のお作法と、鳥居、狛犬、拝殿の見方と知識。
この本一冊で、ご近所の神社や神様があなたにとって、とても身近で気になる存在になるでしょう。

［　目次　］
第１章　近所の神社に行ってみよう（神社とお寺の違い、分かりますか？　はじめの神社は建物ではなく海や山そのものだった　ほか）
第２章　不思議で怖くて－神社と神様の秘密（アキバも表参道も神社が由来?地名と神社の深い関係　近所の神社で見つけた不思議なもの・怖いものいろいろ　ほか）
第３章　神社のことを調べるとどんどん不思議な話が出てくる（社殿の向きにも意味がある？　神社に祀られる仏様　ほか）
第４章　有り難いご利益はこうしてゲット（ご利益をさずかる？参拝の作法　こんなご利益・あんなご利益、神様に得意分野はある？　ほか）

［　ＰＯＰ　］

［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］

［　参考となる書評　］