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豹女
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豹女

アルベルト・モラヴィア(著者), 大久保昭男(訳者)

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豹女

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 草思社
発売年月日 1995/02/23
JAN 9784794205926

豹女

¥110

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2025/03/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『軽蔑』『薔薇とハナムグリ』『視る男』の次は『豹女』を読むことにした。 この作品は、死後見つかった遺作とのこと。 読み始めてすぐに、『軽蔑』に似た設定だと思った。『軽蔑』は短編で、相手の男の妻はいなかったが、今回は出てきて、前よりも少し複雑な関係になっている。 『軽蔑』は、妻目線から理解できる夫への軽蔑。 こちらは、設定が似ているけど、テーマは嫉妬だ。 ロレンツォ ノラ コッリ アダ ロレンツォは美しい自慢のノラを自慢したい気持ちがあったために、コッリに紹介したが、コッリとノラは仲良くなってしまう。 ロレンツォもアダも嫉妬して、アダはコッリに仕返し、同等の状態にしたいがために、何度もロレンツォを誘う。ロレンツォはそんな気になれない。 ノラとコッリがどこまでの関係になったかは、はっきり書かれてない。ロレンツォがノラに聞いても、あなたには関係のない話でしょうという返答ばかり。あったかもしれないし、なかったかもしれないというような。最後までそんな調子で、ロレンツォは嫉妬し続ける。 ロレンツォは仕返しの形でアダとどうこうなろうという気持ちは、ほぼないのだが、アダはどうにか自分たちも同じように浮気しようと仕向ける。 私にはアダの気持ちがわからない。 夫の気を引くためとか、嫉妬させるためとか、対等な立場になりたいからと、夫の浮気相手であろう女性のパートナーと、どうにかなろうとは思わないな。 しかも、本当の浮気現場は見てないし、ロレンツォとアダの想像ばかりだ。あの時に浮気したのよと、想像で嫉妬し、浮気しようとする。 はっきり確証がないのに、勝手に想像して2人は寝たんだと結論づけて嫉妬するから、おかしい。嫉妬すると、悪い方向にしか想像しないので、悪化するばかりだ。

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2020/12/26

ローマに住む夫婦。30歳位。仕事でアフリカに行くことになった。会社の株主の夫婦と共に四人で。最初は行きたくないと言ってきた妻は、以前会った時に既にそのよその旦那との間にただならぬ物をお互いに感じてしまっていたのだ。最終的にそのよその旦那に妻はプロポーズされる。が、それよりも旅行前...

ローマに住む夫婦。30歳位。仕事でアフリカに行くことになった。会社の株主の夫婦と共に四人で。最初は行きたくないと言ってきた妻は、以前会った時に既にそのよその旦那との間にただならぬ物をお互いに感じてしまっていたのだ。最終的にそのよその旦那に妻はプロポーズされる。が、それよりも旅行前に四人で食事をした際の二人の目配せが、激しい嫉妬となっていて、以後何度も思い出しては主人公は苦しむ。その瞬間、自分の存在がないがしろにされたことに憤っており、他に二人がこっそり過ごしている事実よりも、深く突き刺さっている。

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2018/05/16

❖辛気臭い作品・・と一蹴されても不思議ではない。モラヴィアらしい作というか繰り返されてきた主題というか自作のコピー作品というか(失礼)。そんな新味のない本作(遺作)だが、著者のファンである自分は惹きこまれた。この作家(著作)の本質というか特質は、「嫉妬」という負の感情(懊悩)に苛...

❖辛気臭い作品・・と一蹴されても不思議ではない。モラヴィアらしい作というか繰り返されてきた主題というか自作のコピー作品というか(失礼)。そんな新味のない本作(遺作)だが、著者のファンである自分は惹きこまれた。この作家(著作)の本質というか特質は、「嫉妬」という負の感情(懊悩)に苛まれつつも実は相手から受けたそんな仕打ちに対して淫している風な、ある種マゾヒズムが隠されていているように思う。感情を鎮めようといろいろ思考分析するも情欲(本能)に振りまわされ裏切られる始末。谷崎文学と通底するようにも思われる。

Posted by ブクログ