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未亡人と娘 フランス書院文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | フランス書院 |
発売年月日 | 2008/11/10 |
JAN | 9784829616017 |
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未亡人と娘
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年上未亡人の本音と分別
偶然知り合った美人の未亡人と深い恋に陥りながら、その娘からも好意を寄せられる物語だが、いわゆるWヒロインではなく娘は脇役である。メインは母。高校一年生の主人公と親子ほど年の離れた(娘が17歳)未亡人との道成らぬ恋の行方が、なかなかいやらしいシチュエーションでの艶めかしい情交を挿み...
偶然知り合った美人の未亡人と深い恋に陥りながら、その娘からも好意を寄せられる物語だが、いわゆるWヒロインではなく娘は脇役である。メインは母。高校一年生の主人公と親子ほど年の離れた(娘が17歳)未亡人との道成らぬ恋の行方が、なかなかいやらしいシチュエーションでの艶めかしい情交を挿みながら綴られていく。お口やパイズリのシーンがやや多い気もするが濃厚な描写でそそられる。 弓月作品によく見られるのだが、冒頭の未亡人からの誘惑はかなり唐突である。酒に酔っていたことと一目惚れという理由付けが一応されている。実は娘も当初は主人公に厳しく接するが一目惚れである。いわゆるツンデレだがデレの発露がこれまた唐突に感じる。 母のオフィスで密戯を繰り返し、旅先で主人公の初体験と、2人がお互いを想い合うシーンが続く中で、母は年齢からくる自信の無さ、主人公もまた幼い自分が相応の相手なのかと内心悩んだりもする。そして娘の気持ちが判明すると退こうとしてしまう母なのである。とりわけ結末での母のモノローグには、誘惑系官能小説で半ばお約束と化している、いわゆるハーレムエンドに対する作者なりのアンチテーゼとも見受けられる、極めて自然でリアルな母の気持ちが、女としての主人公への想いとともに交錯しており新鮮である。それでもハーレムで別に良いけどなぁ、とも思うので、この辺りは意見の別れるところであろう。
DSK