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ガーゴイル 転生する炎の愛
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ガーゴイル 転生する炎の愛

アンドリューデイビッドソン【著】, 東江一紀【訳】

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ガーゴイル 転生する炎の愛

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店
発売年月日 2008/10/18
JAN 9784198626211

ガーゴイル

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商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2017/12/23

男としての美しさを持つも酒や薬に溺れ、仕事やプライベートで幾多の女との快楽を共にしていた“わたし”。 聖金曜日の明け方、薬をやりバーボンを飲みながら車を運転し、火のついた矢が飛んでくる幻影をみたわたし。 車と共に崖から落ち、衝撃で爆発した火に焼かれ、2度~3度の熱傷を、臀部...

男としての美しさを持つも酒や薬に溺れ、仕事やプライベートで幾多の女との快楽を共にしていた“わたし”。 聖金曜日の明け方、薬をやりバーボンを飲みながら車を運転し、火のついた矢が飛んでくる幻影をみたわたし。 車と共に崖から落ち、衝撃で爆発した火に焼かれ、2度~3度の熱傷を、臀部から下肢背面、そして、両手、頭部、顔、下肢前面、会陰部におった。 病院に運ばれ、救急治療、度重なる緊急手術、創面切除術、皮膚移植、感染症治療、皮膚へのマッサージ、ストレッチ。 肉体的には死から遠ざかっていたが、思考は死へ近づきたいと願う日々の中、病室に「あなたを知っている。七百年前から」と話す精神科患者の女性が訪ねてくる。 その女性、マリアーネ・エンゲルは、二人の初めての出会いである十四世紀のドイツ、そして、フィレンツェ、十九世紀のイギリス、中世の日本、アイスランド。 様々な年代で二人が出会い、恋に落ち愛し合い、別れを繰り返す話を始める…。 長くなってしまった(書くのに最初の部分を再度読み初めたら、止まらなくなった…)。 自分のメンタル弱ってるせいもあるけど、読みながら涙がじわじわ出てきて…最後ぐらいはハッピーエンドでと願った、久々の作品でした。 『あなたはわたしのもの、わたしはあなたのもの――それはあなたもわかっているでしょう。わたしはあなたを、心の中に鍵をかけて閉じ込め、その鍵を捨ててしまいました。あなたはこれから、いつもわたしの心の中にいるのです』 どこにでもあるような言葉だけど、この一冊を読んだら響く。 もう一つ。 『サユリ(わたしを担当する理学療法士)はベッドに近づくと、こう言った。最終的にわたしがどの程度まで歩けるようになるかは、いろいろな要素が関係しているが、肝心なのはわたしのやる気だ。「あなたの運命はあなたが握っているのよ」 わたしは言った。わたしの進歩の程度が、彼女には一大事だというのはうそっぱちだ。どっちに転んでも給料はもらえるんだから。 「その言いかたはフェアじゃないわ」サユリが応じた。探していた突破口だ。ここぞとばかりに、わたしは“フェアじゃない”とはどういうことかを説明した。それは、彼女は夜になれば家に帰って寿司をつまみ、深夜映画……を観られるのに、こっちはまだ、導尿管をつけて病院のベッドに横たわっているという現実だ。それをフェアじゃないと言うんだ。 サユリは、それ以上話をしてもむだだと気づいたが、それでもしとやかさを失わなかった。 「怖いんでしょう?わかるわ。ゴールに入った姿を想像したいのに、スタート地点での自分を想像できないんだもの、無理もない。でも、だいじょうぶよ。時間がかかるだけ」 わたしはこう返した。「人を見下したような顔をするのはよせ、○ャッ○の○犬め」』 患者さんの心理として。

Posted by ブクログ

2015/12/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 幾つかの理由から星3つである。  内容は、輪廻転生ものの標準的な物語。 ・人間の転生前はかならず人間である ・転生者のうち一人は必ず、前世の記憶を詳細に持っている  という、娯楽小説に必要な条件はすべて満たしている。  生まれてこの方一冊も『輪廻転生もの』の本を読んだことのない読者には、教科書として与えられる。  逆に言えば標準的すぎて意外性が無く、熟練した読み手には、 「これってこういうパターンでしょ?」  という予想通りの展開しかないので、面白みに欠ける。敢えてこの本を読む理由は無い。  また、作中に登場する日本人女性のエピソードは、しっかり取材されているように思える。  そのせいか、中世日本と思しき挿話は、日本人読者にとってファンタジーでしかない。「いとし」ならともかく「アイシテイル」という表現は一般的とは言い難いのではないか等、違和感を覚える描写である。  和訳の際にもうひと工夫欲しい、惜しまれる部分であった。  著者の選んだ話者の語り口には癖があるため、好きになれない読者も居るかもしれない。私は気に入ったが、むしろ英語で読みたかった。  また、現代側の女性アーティストに関する描写が抑えられており、 「単に物語を動かすためにそういう役割を与えられている」  印象が強い。半端にファンタジーな要素があるため、読後の消化不良感が残る一作であった。

Posted by ブクログ

2015/02/06

大人のためのファンタジーだね。ほんとはどうかわからないけど、その人にとって真実なら、それは真実。 さがして出会えて、そして別れるけれど、かならずまた会うのだ どんなに形が変わってもね

Posted by ブクログ

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