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リバーズ・エッジ(愛蔵版)

岡崎京子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 宝島社
発売年月日 2008/10/10
JAN 9784796666985

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リバーズ・エッジ(愛蔵版)

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商品レビュー

4.2

28件のお客様レビュー

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2022/12/16

河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田は、腐りゆく死体を発見する。 「自分が生きてるのか死んでるのかいつもわからないでいるけど/この死体をみると勇気が出るんだ」。 過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体...

河口にほど近く、広く、ゆっくりと澱む河。セイタカワダチソウが茂るその河原で、いじめられっこの山田は、腐りゆく死体を発見する。 「自分が生きてるのか死んでるのかいつもわからないでいるけど/この死体をみると勇気が出るんだ」。 過食しては吐く行為を繰り返すモデルのこずえもまた、この死体を愛していた。 ふたりは、いつも率直で、「かわいい」ハルナにだけは心を許している。 山田を執拗にいじめ抜くハルナの恋人、一方通行の好意を山田に寄せる少女、父親のわからない子どもを妊娠するハルナの友人。 それぞれに重い状況を抱えた高校生たちがからみ合いながら物語は進行する。そして、新たな死体が、ひとつ生まれる。 岩井俊二監督作「リリイシュシュのすべて」のような繊細なタッチで、表向きは他愛のないダイエットやファッションの話に明け暮れる高校生活の裏にある、生きていることや愛されている実感が持てずに死体や摂食障害やドラッグや恋愛にのめり込む高校生の形にならない悩みや嫉妬や欲望を丁寧に描いて、岡崎京子の最高傑作として読み継がれています。 「食べたい、食べたい、お腹がはちきれるほど、すべてを忘れるほど、すべての欲求と不安を満たすほど、そしてすべてすっかり吐き出してしまうのよ、全部空っぽになるまで」「世の中みんなきれいぶってステキぶって楽しいぶってるけど、あたしにも無いけど、あんたらにも逃げ道ないぞ、ざまぁみろって」などの印象的な台詞も、記憶に残ります。 「平坦な日常で僕らが生き延びること」

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2022/11/22

心の本棚にしまっておく一冊、脱力(?)した絵柄を楽しみながら読んでると突然ナイフでスッと皮膚を切られるような展開

Posted by ブクログ

2022/10/15

2022.10 再読。小沢健二「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」を聴いたので。映画の方は観ていない。

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