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秋の七草 ものと人間の文化史145

有岡利幸【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 法政大学出版局
発売年月日 2008/10/10
JAN 9784588214516

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秋の七草

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2014/08/23

春の七草のように食べられるものばかりではないし、いっぺんに咲くわけでもないから催事にも使われない。というわけで、いつのまにやら身の回りから姿を消しつつある秋の七草の話。 二次自然が主な生育環境であるが、それが近年崩壊し、結果としてキキョウやフジバカマはレッドデータ行きである。こ...

春の七草のように食べられるものばかりではないし、いっぺんに咲くわけでもないから催事にも使われない。というわけで、いつのまにやら身の回りから姿を消しつつある秋の七草の話。 二次自然が主な生育環境であるが、それが近年崩壊し、結果としてキキョウやフジバカマはレッドデータ行きである。このあたりの生育環境のこと、なぜ秋の七草が選ばれたのか、そしてその七つについてそれぞれ綴る。 僕は草と格闘するのが仕事だった時期があり、キキョウには特に思い入れがある。二次自然たる草原が残されていて、そこにはキキョウが咲いていたのだ。すでにキキョウは絶滅危惧種だった。その草地は、ロケハンを繰り返して、土ごと草をもらえる場所を探していたときに見つかった。聞けば来年には道路が通るからなくなってしまう、好きなだけ持って行け、という。キキョウだけでなく、ありがたく土を鋤いて植生を移動させてもらった。その移動先にはクズが繁殖していた。同じ秋の七草でありながら、殺しても死なないようなクズ(って書くと、表現が乱暴に見えるなあ)と、たまたま手に入った遺物のようなキキョウ。 本書でも、やがてクズ以外すべて絶滅危惧種になるかもしれない、と憂いている。草原を宅地にして、それでも足りなくてなお山を切り拓き、その結果が家余りであり、自然災害である。かくいう我が家もおそらく里山的なところを切りくずして出来た宅地であろう。だが一度暮らすと、後から宅地造成をしているところばかりが罪深く見えて、自分の罪は忘れてしまう。 「ものと人間の文化史」シリーズはいつも愉しく興味深く読んでいるが、この「秋の七草」は、愉しくも罪深い自分に気がついてしまって、なんとも落ち込むのである。

Posted by ブクログ

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