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かぜのてのひら 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房 |
| 発売年月日 | 1994/05/09 |
| JAN | 9784309404141 |
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かぜのてのひら
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商品レビュー
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第一歌集のあとがきに、角川短歌賞の受賞の言葉にて「これからなのか、これまでなのか」と書かれたことを引用し、いつも「これから」の私でいたい、と綴られていた。 1991年発行の第二歌集である本書には、「これから」の期待に応えるように精力的に作歌に励まれたのか、24歳~28歳までの四...
第一歌集のあとがきに、角川短歌賞の受賞の言葉にて「これからなのか、これまでなのか」と書かれたことを引用し、いつも「これから」の私でいたい、と綴られていた。 1991年発行の第二歌集である本書には、「これから」の期待に応えるように精力的に作歌に励まれたのか、24歳~28歳までの四年間の470余りの歌が収められている。 1ページに四首と他の文庫版歌集よりも密度が濃い。 恋の歌、家族の歌、旅の歌、仕事の歌…日常を生きる歌の中に、ユリや桔梗や鈴蘭など花をテーマに詠んだ小さな連作が折々挿入されており、素敵なアクセントになっていた。 ◆特に好きな歌を三首だけ。 “はなび花火そこに光を見る人と闇を見る人いて並びおり” →はなびのリフレインと字余りが印象に残る。一つがひらがななのも良い。花火には光を見る恐らく多数派である。 “生み終えしのちの清しさ林檎樹は両手を広げ雪を迎える” →連作『津軽』から。真っ白な雪景色の中ぽっと赤い林檎の情景が浮かぶ。実際には“生み終えて”いるので林檎の実はそこにないのだろうけれど。 “君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ(北原白秋)”を連想した。 “愛称はモモコとなりてワープロはそこはかとなき人格を持つ” →わかる!愛用品に愛称をつけたくなる気持ち。やはり万智さんもそのタイプかと勝手に共感をする。モモコさんに「こ・ん・に・ち・は」と打つ万智さんも好き。
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歌集を読むようになってからしばらく経つのに、俵万智の作品を手に取ったのは初めて これまで教科書や副読本でしか触れたことがなかったので、こんなにもご本人の生活や恋愛観に肉薄した歌を作られるとは知らなかった… 二十代の女性に訪れる様々な転機に対する揺らぎ、生活に対する鮮やかな視点、恋...
歌集を読むようになってからしばらく経つのに、俵万智の作品を手に取ったのは初めて これまで教科書や副読本でしか触れたことがなかったので、こんなにもご本人の生活や恋愛観に肉薄した歌を作られるとは知らなかった… 二十代の女性に訪れる様々な転機に対する揺らぎ、生活に対する鮮やかな視点、恋人や家族に注がれる愛情深い眼差しを端々に感じる歌集だった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校」 サラダ記念日で鮮烈なデビューを果たした橋本高校を退職した俵万智さん。 この歌集では橋本高校での生徒たちとのふれあいが歌に体温を与えている。 「うちの子は甘えん坊でぐうたらで先生なんとかしてくださいよ」 よく笑う女生徒なりしが吾に見えぬ何を抱えて退学の朝 古文漢文解答欄の余白には尾崎豊の詞を書いている 「最後の」とつけば悲しき語となれり集会、そうじ、校歌斉唱 「今月の学校行事」なくなりて我に静かな四月のひかり 母の字で書かれた我の名を載せて届いておりぬ宅急便は *ひとり暮らしをしていた頃、故郷からお米を運んでくれた宅急便を思い出す。 それ以上近づけないけど傷つかない「ありがとう」とは便利なことば *これを読んで今頃傷ついている
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