コンダクター

神永学【著】

• 販売会社／発売会社: 角川書店/角川グループパブリッシング
• 発売年月日: 2008/09/27
• JAN: 9784048738897

商品レビュー

2024/05/17

　面白いんだけど、感情移入できるかどうかはまた別の話しで。

　なんかね、自分ならこうは考えないかなとか　こんなふうには行動しないかなとか思ってしまう。

　格付けチェックはオーケストラに関しては、百発百中外している。時々、ガクトさまを嫌味に思う。
この本で楽器やオーケストラのことはわからないけど、それなりに興味が湧いた。

　いろんな伏線がひいてあっての劇場版サスペンス。読みやすいし、読み物としては楽しいかも。

2019/05/13

　ドイツ音楽留学帰りの結城は５年前、ライバルを殺害した。それを知られた刑事と玉木に
金と恋人を引き換えにし、３人で奈緒美の彼の匠を殺害した。奈緒美はその記憶を封じて
部分健忘症となったが、カウンセラー松崎（結城には相葉、玉木には野島を装う）により、
催眠療法で記憶を告白していた。その男が殺し屋であり、石倉の若い相棒新垣が法で裁けない
犯罪者を裁いているのだった。石倉は結城に、結城は玉木に、玉木はステージの奈落に落下して
それぞれ死んだ。殺し屋は相手の心を翻弄し破滅へと導くコンダクターである。

2015/01/10

　謎の変死体が見つかってから奈緒美の周囲が不穏になる。奈緒美の忘れてしまった過去とは。

　ラストの方の種明かしで同一人物だったのかと納得。ドロドロしたお話な上に、石倉警部がどうにも好きになれなかったので（嫌悪感を持つようにうまく書かれているな～と思いました。）制裁されてよかったです。
　あの2人がなぜペアを組み、今のようなことをしているのかが書かれていないので、続編が出るのでしょうか。