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ウラジーミルナボコフ【著】, 若島正【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/09/30
JAN 9784309204994

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商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2019/01/17

小説を読む事自体、とても久しぶり。 そして、小説でこれほど興奮したのも久しぶり。 「完璧」な作品。 だけど、「山月記」のように精緻でソリッドな構造の美しさとは異なり、文体はねちっこく、絡みつくような表現で泥臭く、だけど疾風のようなスピード感があって、とても動的(ダイナミック)...

小説を読む事自体、とても久しぶり。 そして、小説でこれほど興奮したのも久しぶり。 「完璧」な作品。 だけど、「山月記」のように精緻でソリッドな構造の美しさとは異なり、文体はねちっこく、絡みつくような表現で泥臭く、だけど疾風のようなスピード感があって、とても動的(ダイナミック)な作品。 チェスのグランドマスター、ルージンが才能に目覚め、狂気に陥っていく物語で、基本的な構造は、ラフマニノフを演奏中に総合失調症になった天才ピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットを取り上げた映画「シャイン」と似ている。 ただ、「シャイン」は、ヘルフゴットがラフマの旋律に取り憑かれていくまでの描写が素晴らしかったけど、中盤以降の中だるみがひどかった。 この作品は、最後までまったく「息をつかせない」。 この作品のテーマは「力」なのかな。 力はコンプレックスから生まれ、コンプレックスから生まれているが故に、破滅的で出口がなく、持ち主を食い殺す。 日本語から推測すると、英文はかなり難文になると思われるけど、ナボコフの序文を読む限り、英語版は是非読んでみたい。 今後、何階も読み返す事になると思う。 読んでいると映像が次々と頭に浮かぶ。2001年の映画化は恋愛映画として作られていたようなので、是非ギャッツビーのような感じで映画化して欲しい。 監督はイーストウッドがいいかも。

Posted by ブクログ

2018/01/05

2017年中の宿題のつもりが、なかなか読み進められず今日までかかってしまいました。消化不良。機会を見つけて再読してみます。。。

Posted by ブクログ

2014/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

チェスを題材にした話であり、物語全体がチェスの棋譜のように構成された、チェスに生きチェスのように生きた主人公の生涯を描く。 世界そのものがあたかもチェス盤のように描かれ、登場人物たちの動きがチェスの一手にみたてられているような描かれ方が面白い。 少年期のチェスとの出会いが天才少年として明るい未来を案じさせるが、主人公とフィアンセとの出会いから次第にチェスが重い枷となり、一旦はチェスの世界から現実の世界を受け入れることができるようになるが、現実の世界の中にチェスの手を見い出してしまい破滅への道へ向かって行く。 チェスを忘れている時間が少し中だるみな感じがしたり、破滅への描写が難解に感じられるが、多分それは訳文が合わなかっただけで、傑作であることは間違いないだろう。 面白いことを書いている方が居た。 将棋が題材だったら全く違う話しになったのではないかと。 将棋とチェスの大きな違いである持ち駒を使えるか否か、チェスではトップ棋士同士の対局となると引き分けによる決着が大半を占める、という違いなどがこの物語の柱となっているのではないかと。 なるほどと思う。

Posted by ブクログ

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