減価償却がわかる 日経文庫

都正二, 手塚正彦【著】

• 販売会社／発売会社: 日本経済新聞出版社
• 発売年月日: 2008/09/16
• JAN: 9784532111878

商品レビュー

2012/05/13

　会計上、重要な知識である減価償却に関する入門書。
今までは、減価償却といえば資産価値を減らしていくだけのものだと思っていたが、投資資金の回収という意味合いがある事を知った。
（毎期の減価償却費は現金の支出を伴わない費用だからキャッシュフローがプラスになる）
　減損処理の仕方や。資産除去債務についても詳しく書かれている。理論を長々と述べるだけでなく、実在の企業の事例を参考に説明してくれるので非常に分かりやすい。
　もう少し会計の知識を増やしてからまた読もうと思う。

2011/11/11

本書は減価償却を中心に取得や除却などの固定資産の基本概念から、会計上および経営上の意義、近時の税制改正の解説、耐用年数や償却方法についての留意点、臨時償却・増加償却・特別償却などの制度会計上の特殊な減価償却、リース会計・減損会計・資産除去債務(ARO)などの比較的新しい会計制度と減価償却との関係などなど広く浅く通り一遍説明しております。
経理や会計の初心者にとって、減価償却は意外と理解しにくいという話をよく聞きますが、本書では理解しにくい点に関しては、事例や図表を使って分かりやすく解説していますので、そういった躓いたことのある方だけでなく、これから固定資産会計を新しく学んでみたいと考えてる方にオススメです。