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日系人の歴史を知ろう 岩波ジュニア新書
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日系人の歴史を知ろう 岩波ジュニア新書

高橋幸春【著】

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日系人の歴史を知ろう 岩波ジュニア新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2008/09/19
JAN 9784005006052

日系人の歴史を知ろう

¥770

商品レビュー

4.2

6件のお客様レビュー

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2025/12/18

本当にたまたまXで見つけた本作。 ブラジルを中心とした日系人がどのように異国の地で戦い、戦争の中で移民同士での争いも経験しながら、最終的にブラジルに溶け込むことを選択したか、という流れが、当時の資料に基づき克明に記されている。 ジュニア新書であるため、割愛されている内容も多い...

本当にたまたまXで見つけた本作。 ブラジルを中心とした日系人がどのように異国の地で戦い、戦争の中で移民同士での争いも経験しながら、最終的にブラジルに溶け込むことを選択したか、という流れが、当時の資料に基づき克明に記されている。 ジュニア新書であるため、割愛されている内容も多いと思うが、コーヒーやサトウキビなど、現地の農場で本当に奴隷のように扱われ、マラリアで全滅に近い辛酸を舐め、それでも戦い抜いた彼らの物語を我々は知っておくべきである。 そうして、日系人の子孫が今度は労働力が不足した日本に集まり、群馬県大泉町などにブラジル人コミュニティを形成している。 彼らを待ち受けるのは日本側の差別で、コミュニティに馴染めない中、犯罪に走る若者も増えている。 国籍や直近育った場所は違えど、同じ日本の先祖をルーツに持つ関係にありながら、互いに差別をするというのは悲しい現状である。 今後日系人が増えるか、という点は未知な部分も多いが、少なくとも他の国の移民よりは近いルーツを持つ間柄であることから、関係が改善することを切に願う。

Posted by ブクログ

2025/09/15

この本は日本人が全員学校で読むべきだと思う。読みたかったと思う。 Kindle Unlimitedになっている今、是非多くの人に読んでほしい。 日本は歴史が長いから日本史はどうしても近代史が急ぎ足になりがち(?)だと思う。それも踏まえると近代史特に太平洋戦争では内地、特に原爆や...

この本は日本人が全員学校で読むべきだと思う。読みたかったと思う。 Kindle Unlimitedになっている今、是非多くの人に読んでほしい。 日本は歴史が長いから日本史はどうしても近代史が急ぎ足になりがち(?)だと思う。それも踏まえると近代史特に太平洋戦争では内地、特に原爆や降伏後、日本が国際社会に戻るまでに焦点を当てるのは致し方ないと思う。 ただ、私も含めて日系人のことをある程度学んだ日本人はどれくらいいるだろう。 日本が貧しくてハワイやアメリカ本土、カナダに渡り、そこでWWIIを経験した日本人。アメリカでの日本人キャンプは有名?だけど、それすら学校では習わない。大東亜共栄圏として東南アジアにいった日本人は?家族を養うために、ブラジルやペルーに向かった人たちのことは? ブラジルや南米に日系人が多いこと自体は知っている人が多いと思う。でもその日系人や一世・二世の人がどんな経験や苦労をしてきたかを知らない人は多いのではないかとおもう。 私が知らなかっただけかもしれないけれど。 むさぼるように読みました。たくさんマーキングもしました。 私は海外にいて、あるいみ祖国を見捨てたように見られるかもしれません。 今日の日本が直面している外国人(観光ではなく、住んでる人)の問題も、ネット情報しか知りません。 正直、自分はアメリカの移民のくせに、日本が移民を受け入れるのは賛成とは言えない意見を持っていました。ダブスタですね。 だってアメリカと日本じゃ国の歴史が違うし、国の創られ方が違う。アメリカにはそもそも壊される文化がないけど、日本には守らなければいけない文化がある。そう思って。 でも、頭をハンマーで殴られたよう、とういうのはまさにこの本を読んだときのことで、日本が、日本政府も関与してブラジルや南米諸国、いろいろなところに移民を送っていたんですよね。それってまさに今日本が逆の立場になっただけ。日本は先進国でもなんでもない、貧しい国だった。 この本を読むと、日本への移民積極受け入れ賛成!まで単純には変われないけど、自分の持っていた意見が果たして正しいのか、少し恥ずかしいような気持になりました。 人種とか差別とかの感覚って、小さい子にはないんですよね。 小学生くらいになって、あれ、違う?という意識ができるけど、結局その”違い”をどう受け止めるかって大人(家族)や社会にすごく影響される。 日本人はほとんど単一民族で何千年もきたから、その対応が難しい。いや、日本だけじゃないけど。でも大人が知っている外国人って、自分が実際に知っている人以外だとニュースとかで取り上げられる問題な外国人になってしまう。 日本はどうなっていくんだろう。 世界も多くの国が移民問題をかかえ(でも、多くの"問題になっている"移民はなりたくて移民になったんじゃない)、ナショナリズムが強まってる。 文化や言葉の不自由は、誤解をまねき、いざこざの原因になる。 ただ、昔と違って私たちはいまAIというツールをもっている。言葉や文化的背景に対しては、昔よりも対処がしやすくなっているはず。うまくやってけるんだろうか。 もっと日本をきちんと知りたい。30代半ばでそう思います。

Posted by ブクログ

2015/06/23

日系アメリカ人に関する本は数冊読みましたが,日系ブラジル人に関するものは本書が初めてでした。 やたら難解なものが多い岩波「ジュニア」新書ですが,平易な文章で書かれている本書は本物の「ジュニア」にもオススメできます。 差別に苦しんだアメリカ移民とはやや性質が異なり,ブラジル移民...

日系アメリカ人に関する本は数冊読みましたが,日系ブラジル人に関するものは本書が初めてでした。 やたら難解なものが多い岩波「ジュニア」新書ですが,平易な文章で書かれている本書は本物の「ジュニア」にもオススメできます。 差別に苦しんだアメリカ移民とはやや性質が異なり,ブラジル移民は貧しさと病気との厳しい闘いがありました。辛い日々を送る移民の方々がそれでも帰国しなかった,いやできなかったのは,当時の日本が移民先の国に負けず劣らず貧しい国だったからです。移民の歴史を学ぶと,明治・大正・そして昭和初期という激動の時期を生きた日本人の凄まじさを感じます。今の豊かさは,そういう人たちの努力の上に立っているということを,私達は感謝しなければなりません。 ブラジル移民といえば,今の日本にいる日系ブラジル人の問題を避けて通ることはできません。本書の主題も,実はここにあります。 日本人と日系ブラジル人との摩擦は,国内のあちらこちらで生じています。もちろん,紛争の当事者になれば私も穏やかなことは言っていられないと思いますが,本書が最後に記しているように,互いの信頼関係を構築するための努力だけは絶対に惜しんではならないと私は思います。だって彼らは,私達日本人にとって「家族」なのだから。

Posted by ブクログ

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