1,800円以上の注文で送料無料

春の飛行 文春文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

春の飛行 文春文庫

曽野綾子(著者)

追加する に追加する

春の飛行 文春文庫

定価 ¥363

110 定価より253円(69%)おトク

獲得ポイント1P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 1977/06/25
JAN 9784167133085

春の飛行

¥110

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/08/11

深水家の長女滋子、長男寛、次女慧子を中心に彼らと関わる人々の 生活を淡々と綴った物語。 とくに結婚観については 時代が昭和32年、ということもあり 現在とは全く違うが、恋をする人の心というのは時代が変わっても 少しも変わらない、という気がした。 寛は和江さんに世界中の誰よりも深く...

深水家の長女滋子、長男寛、次女慧子を中心に彼らと関わる人々の 生活を淡々と綴った物語。 とくに結婚観については 時代が昭和32年、ということもあり 現在とは全く違うが、恋をする人の心というのは時代が変わっても 少しも変わらない、という気がした。 寛は和江さんに世界中の誰よりも深く愛していると言ったけれど (だけど結婚はできなかった) それって、結局寛の心が狭かったということで、本当の愛情なんかじゃないと、すごく覚めた目でみてしまった。 ナルシストの寛は、そんな自分に酔っていただけ。 和江さんも心の奥底では、それに気づいていたんだろう。 それにひきかえ直樹さんの男らしく、潔いことと言ったら。 言葉が古臭くて、素敵だった。もう一度読み返したい。

Posted by ブクログ

2007/03/13

【2006.05.03.Tue】 深水家の子どもたち、滋子・寛・慧子のそれぞれの生き方を描く。あらすじを見れば、なんていうことのない物語に思うのだが、何か奥深く心に迫るものがあった。書かれたのは昭和32年。およそ50年前である。それなのに、いくつもの共感を覚える。恋愛に対する3人...

【2006.05.03.Tue】 深水家の子どもたち、滋子・寛・慧子のそれぞれの生き方を描く。あらすじを見れば、なんていうことのない物語に思うのだが、何か奥深く心に迫るものがあった。書かれたのは昭和32年。およそ50年前である。それなのに、いくつもの共感を覚える。恋愛に対する3人のそれぞれの見解。自分の考えを客観的に見ている思いがした。そして3人が共通して持つ親への愛情。50年経った今、私たちの心は変化しているのか、していないのか。それは一概には言えないが、感ずるものの共通点は見出せるような気がする。個人的にいえば、彼ら3人の生き方を見てすがすがしい、吹っ切れたような気分を味わうことが出来た。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品