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百寺巡礼(第一巻) 奈良 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2008/09/11 |
JAN | 9784062761413 |
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百寺巡礼(第一巻)
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
私は京都よりも奈良が好きです。京都のような華やかさはなく、昔の繁栄の跡の侘び寂びが好きです。でも当時は、時代の最先端を行く華やかな都だった。それを忘れてました。今度、奈良へ行った際は、新しい視点で奈良の都を見られるような気がします。
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著者が、日本全国にある百の寺を訪れたエッセイ集の第一巻です。 和辻哲郎の『古寺巡礼』(岩波文庫)や、亀井勝一郎の『大和古寺風物誌』(新潮文庫)などの先蹤はありますが、格調の高いそれらはもちろん、もっと新しい辻井喬の『古寺巡礼』(ハルキ文庫)とくらべても、格段に読みやすい文章で書...
著者が、日本全国にある百の寺を訪れたエッセイ集の第一巻です。 和辻哲郎の『古寺巡礼』(岩波文庫)や、亀井勝一郎の『大和古寺風物誌』(新潮文庫)などの先蹤はありますが、格調の高いそれらはもちろん、もっと新しい辻井喬の『古寺巡礼』(ハルキ文庫)とくらべても、格段に読みやすい文章で書かれているのが特徴です。 著者は、「寺にも、仏像にも、建築にも、ほとんど無智のまま私は旅に出た。なにかを学ぶためではない、何かを感じるだけでいいのだ、と思ったからである」と語っていますが、著者は親鸞や蓮如について多くの本を刊行しており、けっして仏教にかんする知識をもちあわせていないわけではありません。ただ、著者独自のフィルターを通した「他力」の解釈に見られるように、いかめしい仏教の教理の角がとれて、だれにも親しむことのできるような内容に昇華させているところに、著者の仏教にかんするエッセイの特徴があるように思います。本書でも、そうした著者の強みが生かされており、肩の力を抜いて読むことのできるエッセイになっています。
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以下、2008年12月に読み終えて、当時別サイトに寄せていたレビューです。 文庫になったのを見つけ、本日購入した。 先ほどまでCAFEで読みふけり、たまらずレビューを寄せている。 まず、冒頭の「百寺巡礼の旅のはじめに」から、私は強く引き込まれた。 人生を4つの時期に分けるという...
以下、2008年12月に読み終えて、当時別サイトに寄せていたレビューです。 文庫になったのを見つけ、本日購入した。 先ほどまでCAFEで読みふけり、たまらずレビューを寄せている。 まず、冒頭の「百寺巡礼の旅のはじめに」から、私は強く引き込まれた。 人生を4つの時期に分けるという古いインドの考えに触れているのだが、 読んでいて心休まり、その冒頭部分は、 まるで寺院へ向かう参道のような役割を果たしているかのように思われた。 本書は決して本格的な仏教本ではなく、 純粋に寺や仏像を好きである私達のような普通の人間に、手にとりやすいものとなっている。 読むほどに寺の美しさが伝わり、仏像との出会いに憧れを持たせてくれる。 仏像の拝観にあたり、作者は、 「ただその前に立ち、ああ、ありがたいな、という気持ちで拝むことが一番だろう。 いま、この仏様に会えてよかった、・・・・・と素直に思えることのほうが大事なのではないだろうか。」と書いている。 それを読んで私も、「あぁ、私のような拝観の仕方でもいいんだ」と安心した。 私は寺という空間そのものが好きであり、仏像を前に感動するが、 仏学には疎いし、美術的な批判も全くの個人的好みでしてきたからだ。 長くなったが、兎に角、 本書は寺院を身近なものにさせ、私達の目線でその建築の美しさを教えてくれる。 そして、すぐにでもその寺を訪れたくなる一冊である。 そうそう。 個人的には第5章にもある、秋篠寺がお薦めの寺だ。 ここの伎芸天は女性らしい肢体と、優しい表情が実に美しい。
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