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沖縄のこころ 沖縄戦と私 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 1972/08/21 |
JAN | 9784004111030 |
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沖縄戦でたくさんの人が死んだことは知っていたが、 この本を読んで、沖縄戦争とはなんだったのか? があまり明らかにされていないことを痛感した。 大田昌秀は、鉄血勤皇隊に昭和20年3月31日に組み込まれた。 大田昌秀の自分の体験が克明に描かれている。 アメリカ軍の上陸は 昭和20年4...
沖縄戦でたくさんの人が死んだことは知っていたが、 この本を読んで、沖縄戦争とはなんだったのか? があまり明らかにされていないことを痛感した。 大田昌秀は、鉄血勤皇隊に昭和20年3月31日に組み込まれた。 大田昌秀の自分の体験が克明に描かれている。 アメリカ軍の上陸は 昭和20年4月1日より始まった。 アーニパイルのレポートが優れている。大田昌秀の視点だと思う。 アメリカ軍は、18万人。4月30日には、20万人、5月31日には23万人。 日本陸軍は、8万人。海軍 1万人。現地調達 2万人。(計 11万人) 4月1日はイースターサンデー。上陸作戦を ラブデートした。 米軍 16000人(12500人) 日本軍 60000人(90000人) 沖縄住民 156000人。/沖縄人口 60万人。 昭和15年 57万人 昭和25年 69万人。 昭和19年10月10日 沖縄の那覇の大空襲。 そこで、かなり全滅に近い状況。 昭和20年4月1日は、アメリカ軍はすんなりと上陸できた。 日本軍の反攻は、極めて少なかった。 日本軍の基本戦略として、台湾を重視した。 そのために、沖縄にいた1個師団を台湾に送った。 そして、本土に、1個師団を送るように要請したが、こなかった。 そういう意味では、沖縄は捨て石となり、 日本に侵攻するのを遅らせるだけの役目だった。 そのことで、沖縄の住民の多くを死に追いやらせた。 沖縄のこころは、反戦平和。人権回復。自治の確立。 沖縄は、外部の支配による他律的な生き方を余儀なくされている。 人間的な生き方、人間の価値を求めて、新生する想いが 大田昌秀の切実な訴えに、心も動かされる。
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