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ことばの歳時記 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 1992/12/01 |
JAN | 9784101215013 |
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ことばの歳時記
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ことばの歳時記
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商品レビュー
3.9
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書の紹介から 「移り変わる日本の美しい四季折々にふれ、ある日は遠く万葉の時代を回顧し、ある日は楚々とした野辺の草木に想いをはせ、ある日は私たちが日常生活の中で何げなく使っている言葉の真意と由来を平易明快に説明するー。著者のユニークな発想と深い学識によって捉えられ選ばれた日本語の一語一語が、所を得てみずみずしく躍動し、広い視野と豊かな教養をはぐくむ異色歳時記である。」 読後のレビューに際し、この紹介文が本書の内容を的確かつ、美しく表現されていると感じた。一年365日、その日に関わるテーマを選び出し、そこから「ことば」にまつわるエッセイが、日本を代表する言語学者によって紡ぎだされる。 例えばぱっと開いた2月7日のページのタイトルは「タニとヤ」だ。「谷」にまつわる話。このテーマは、この日が源平による一の谷の合戦が行われた日であることから取り上げられている。そこから、関東では「谷」を「ヤ」と読むことが多く、関西では「タニ」と読むことが多いという風に話が展開していく。 確かに、東京では四谷、渋谷、世田谷、埼玉でも熊谷、神奈川でも保土ヶ谷だ。逆に関西では京都の黒谷、獅子ケ谷が挙げられている。私個人的には、大阪「谷町筋」の「タニ」が一番最初に浮かんだ。 ふーんなるど、と思っていたら、いやいや東京にも「鶯谷」「茗荷谷」と「タニ」と読む地名もあるではないかとくる。そして、その地は江戸時代の人が、京都にあこがれてつけた地名だというオチがある。 一日ワンエッセイが、非常に教養深く、面白いのである。 こうして読み返しているうちにまた、各ページの面白さに引き込まれていく。 4月12日のタイトルは「スズメとシジミ」。東北では「シ」と「ス」の発音が同じで区別がつかないという話。 6月2日は「背広」の話。civil clotheseが語源の言葉だと。 11月20日は、万葉集の舒明天皇の歌から始まる。そこに出てくる「かまめ」とは何ぞやと。「かまめ」は「カモメ」のことだが、カモメは海の鳥で、歌に詠まれる内陸部にいるのはおかしいでから、違うものを指しているのではないかと。そこで、「ユリカモメ」という内陸部までくるカモメの話で謎解きされる。 本書には、「最近、都の鳥が”みやこ鳥”と言われるこのユリカモメに決められた」と書かれていた。本書は昭和48年発行で、ユリカモメが都の鳥に指定されたのは、調べてみると昭和40年のことのようである。 つまり、本書は一昔前の本であり、若干古いと感じる話題もある(長い歴史を扱っているので、大半はあまり古さを感じなく読めます)。 現代版「ことばの歳時記」を誰かが書いてくださると、これまた興味深く読めると思う。
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一日一頁のエッセイ。テーマはその日の慣習事や暦になっている場合がほとんどであり,季節を意識するきっかけになりそうだ。月の最後にはその月の呼び名について。 トイレ用に最適!
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多分買ったのは中学生の頃。一度通してよんだから終わり、という本ではなく、毎日1項目ずつ読んで 色々なことを考えるきっかけにしたい本。 なので今は机のそばに置いてある
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