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囁く影 ハヤカワ・ミステリ文庫

ジョン・ディクスン・カー(著者), 斎藤数衛(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1981/06/30
JAN 9784150703585

囁く影

¥715

商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

全編におどろおどろし…

全編におどろおどろしさが漂う、カーらしい作品。ミステリファン必読の傑作です。

文庫OFF

2019/05/28

結局、この物語で語りたかった事は何だろう? 不可能状況、不可解状況を作り出すためにわざわざ登場人物達を歪曲したような感が強く、興醒めした。物語を語るのなら、例え登場人物に通常考えられないような奇癖、性格を持たせても、納得できるような描写、説明が必要である。現実にありえない事でもそ...

結局、この物語で語りたかった事は何だろう? 不可能状況、不可解状況を作り出すためにわざわざ登場人物達を歪曲したような感が強く、興醒めした。物語を語るのなら、例え登場人物に通常考えられないような奇癖、性格を持たせても、納得できるような描写、説明が必要である。現実にありえない事でもそれを思いつき、理論立てた作者の力量に感嘆するのだが、本作にはそれが皆無である。 だから真相を明かされても、ご都合的だと思われ、カタルシスがないのだ。 あ~、とても残念だ。

Posted by ブクログ

2019/02/05

カーの作品を読むのは18作品目だが、読後の印象がとても良く、個人的にはカーのベスト5に入れたい作品。 川沿いに建つ塔で起こった不可能犯罪の殺人事件1件と、その6年後に起こった殺人未遂事件1件。作者らしい不可能犯罪や、オカルト趣味の「空飛ぶ吸血鬼」の話を織り込んではいるが、どちら...

カーの作品を読むのは18作品目だが、読後の印象がとても良く、個人的にはカーのベスト5に入れたい作品。 川沿いに建つ塔で起こった不可能犯罪の殺人事件1件と、その6年後に起こった殺人未遂事件1件。作者らしい不可能犯罪や、オカルト趣味の「空飛ぶ吸血鬼」の話を織り込んではいるが、どちらも比較的地味な内容。しかしながら、作中人物の人物造形や、ラブロマンスを織り込んだストーリー展開、登場人物の心理分析がすばらしい。とりわけ、行く先々で悲劇をもたらす、妖しく儚げなヒロインのフェイ・シートンが魅力的。 派手さはないし、すごいトリックが使われているわけでもないが、フェル博士の真相説明を読むと、様々な手掛かりが1つの線となって上手くつながっていき、すべての状況がきちんと説明されていて、納得できる。また、手掛かりや伏線の盛り込み方の見事さには感心せざるをえない。 フェル博士は、非常に細かい手掛かりをいくつも拾い上げて推理しているので、読者がこの真相を推理をするのは難しいのではないだろうか。 冒頭の殺人クラブでの出来事から話を始めていく手法に、カーのストーリーテラーとしての巧みさを感じた。 また、最後の方で判明する、ある人物の正体に関するサプライズも面白いと感じた。

Posted by ブクログ

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