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妖魔の騎士(下) ハヤカワ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1983/08/31 |
JAN | 9784150200565 |
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妖魔の騎士(下)
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商品レビュー
4.5
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
父の消息を知るため、クレイは騎士になることを諦め魔法 使いになることを決意する。妖魔にその行方と正体を調べ させるためだ。しかし選りに選ってその実の父である魔法 使い、レジークに弟子入りしてしまう。クレイを疎みその 命すら奪おうと考えるレジークと修行に打ち込むクレイ、 そしてその間で愛と自由を求めるギルドラム。はたして物語 の結末は? 本来であれば悲劇でしか終われない物語のはずだ。実の父を その手にかけることになるだろう息子。人ではないものを 愛したことを知ることになるだろう母。人を愛することを 知ったばかりに主の命令に悩み苦しむ妖魔。どう考えても 悲劇的結末しか待っていないはずなのだが、様々なところを ぼやかすようにしてそれを回避している。人の親であると いう感情を一切持たないキャラクター設計で魔法使いの 「人」である部分をぼかして父親殺しの悲劇を回避し、魔女 という要素で「女」や「母」という部分をぼかしている母は 嬉嬉として妖魔を受け入れる。主人公は迷いなく実の父親と 対峙し殺してしまう。相棒であったはずのセプウェンも途中 退場するし、全体的に緩い感じがしてしまうのだ。ただ、 それらがこの物語を「伝説」あるいは「妖精譚」のような 手触りにしているのも確かで、もし作者がそこまで計算 していたのなら脱帽である。
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魔法使いの前では少女の姿をし、愛する姫とその息子(自分の子ではないけどしっかり父性愛を発揮して)を守りながら、魔法使いの束縛から逃れる道を求める妖魔。いじらしいです。「ハウル」や「バーティミアス」のように、妖魔って魔法使いにこき使われるのね。続編「氷の城の乙女」上下も図書館でしか...
魔法使いの前では少女の姿をし、愛する姫とその息子(自分の子ではないけどしっかり父性愛を発揮して)を守りながら、魔法使いの束縛から逃れる道を求める妖魔。いじらしいです。「ハウル」や「バーティミアス」のように、妖魔って魔法使いにこき使われるのね。続編「氷の城の乙女」上下も図書館でしか手に入らないのかしら。
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2006年11月7日読了。うん、おもしろかった。父の行方を捜すために旅をしていたクレイは、父を探すためには魔法使いとなり、妖魔を僕にしなくてはならないと思い、弟子入りした先がなんとその父親の魔法使い。でも、父はそんな息子を殺そうと企てる。それを父の僕である妖魔が助ける・・・。奥の...
2006年11月7日読了。うん、おもしろかった。父の行方を捜すために旅をしていたクレイは、父を探すためには魔法使いとなり、妖魔を僕にしなくてはならないと思い、弟子入りした先がなんとその父親の魔法使い。でも、父はそんな息子を殺そうと企てる。それを父の僕である妖魔が助ける・・・。奥の深いお話でした。
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