1,800円以上の注文で送料無料

性的唯幻論序説 「やられる」セックスはもういらない 文春文庫
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

性的唯幻論序説 「やられる」セックスはもういらない 文春文庫

岸田秀【著】

追加する に追加する

性的唯幻論序説 「やられる」セックスはもういらない 文春文庫

定価 ¥817

220 定価より597円(73%)おトク

獲得ポイント2P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

11/28(木)~12/3(火)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2008/09/10
JAN 9784167540111

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

11/28(木)~12/3(火)

性的唯幻論序説

¥220

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/07/06

「人間は本能が壊れた動物である」という出発点から、人間の性と愛にまつわる奇妙な事情を解き明かしている本です。 人間は本能が壊れているので、倒錯的リビドーを組織して正常な性交を中心とする性的幻想を作り出さなければならなかったというのが、著者の議論の出発点です。そうした性的幻想を維...

「人間は本能が壊れた動物である」という出発点から、人間の性と愛にまつわる奇妙な事情を解き明かしている本です。 人間は本能が壊れているので、倒錯的リビドーを組織して正常な性交を中心とする性的幻想を作り出さなければならなかったというのが、著者の議論の出発点です。そうした性的幻想を維持するために、処女崇拝や近代のロマンティック・ラヴ・イデオロギーが生まれたと著者は議論を展開し、さらに性革命以降、近代的な性的幻想が崩れ、ふたたび多形倒錯的な現象が見られるようになったことや、若い男性のいわゆる「草食男子」化などの現象について考察をおこなっています。 著者の思想は、第一作の『ものぐさ精神分析』(現在は中公文庫から刊行)でほとんど完成されていて、それ以降は同じことのくり返しか、新しい事象への応用にすぎないのではないかと思っているのですが、本書も『ものぐさ精神分析』以来の「性的唯幻論」の祖述で、とくに目新しい展開は見られないように思います。とはいえ、新書版から大幅に増訂がなされている本書では、より多くの具体的な事例が一貫した観点から解き明かされており、著者の立場が広範な応用の可能性をもっていることがわかるという意味では、興味深く感じました。

Posted by ブクログ

2017/06/24

 ブクログ利用してから8年ほどになるが、世の中には物凄い本がまだまだあるんだと感心させられた。YouTubeで武田先生の動画を偶然みていて「人類の雄は不能である」と宣っていたのを思い出した。彼の意見は本書の著者、岸田秀という心理学者の発言を引用されたものだったのかもしれないと知る...

 ブクログ利用してから8年ほどになるが、世の中には物凄い本がまだまだあるんだと感心させられた。YouTubeで武田先生の動画を偶然みていて「人類の雄は不能である」と宣っていたのを思い出した。彼の意見は本書の著者、岸田秀という心理学者の発言を引用されたものだったのかもしれないと知る。  秀逸だったのは資本主義が成せる買売春成立の意味について、興味がある方はぜひお読みください。この内容と表紙の軽めのイラストにギャップあり、騙されてはいけない。

Posted by ブクログ

2015/09/29

こんなに面白くて 知的好奇心をくすぐられて スリリングなセックスの本は なかった まったく飽きないし 目からウロコの 斬新な発想に驚嘆する P410 人間が性交するのは 本能的行為ではなく 能力の発揮でもなく 愛の表現でもなく 趣味である と言い切る 性交を他のいかなる目...

こんなに面白くて 知的好奇心をくすぐられて スリリングなセックスの本は なかった まったく飽きないし 目からウロコの 斬新な発想に驚嘆する P410 人間が性交するのは 本能的行為ではなく 能力の発揮でもなく 愛の表現でもなく 趣味である と言い切る 性交を他のいかなる目的の ためにもしないで 性交を性交として 行うことである そういう性交を 言い表すには趣味という 言葉がいちばん 適切である 趣味であるからこそ 性交は何らかの根拠を持ちだして 正当化する必要はないし いかなる根拠によっても 正当化することはできない そして 性交は愛の表現であるというのは 愛と性を切り離し いやらしい性を清らかな愛によって 正当化するという ごまかしである 「愛」という概念に すべて包み込めるほど 性交は狭いものではない 幻想から目が覚める 思いがした 特に印象にのこったのは セックスレスのくだり セックスレスは男の性欲が減退したのではなく 元々無かった性欲の化けの皮が剥がれただけ という指摘 新鮮だった!

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品