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大列車強盗 THE GREAT TRAIN ROBBERY ハヤカワ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 1981/07/31 |
JAN | 9784150402563 |
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大列車強盗
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大列車強盗
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商品レビュー
3.3
6件のお客様レビュー
時は1850年代。謎…
時は1850年代。謎の英国紳士ピアーズは、いかにして『地球上で一番速い乗り物』である列車から、一万二千ポンドもの金塊を盗み出したのか? 強盗の計画、準備、実行と細かく書かれているため、自分がピアーズ一味になったようなわくわく感が味わえます。また、公開処刑、闘犬の賭け、早すぎた埋葬...
時は1850年代。謎の英国紳士ピアーズは、いかにして『地球上で一番速い乗り物』である列車から、一万二千ポンドもの金塊を盗み出したのか? 強盗の計画、準備、実行と細かく書かれているため、自分がピアーズ一味になったようなわくわく感が味わえます。また、公開処刑、闘犬の賭け、早すぎた埋葬、と当時ならではの風俗もおもしろい。ちなみに、作者はあのジュラシックパークの原作者だそう。
文庫OFF
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もう随分と行っている通り、私はクライトンのファンだ。日本語化されている多くの本を読んでいるが、この大列車強盗は未読だった。 クライトンの有名作品の多くはSFの印象だが、時代物とか現代物も結構ある。 Wikiペディアには、、、、 1855年にクリミア戦争の戦費としてイギリスがフランスへ支払うため列車で輸送していた金塊12,000ポンドを、エドワード・ピアースが列車内から強奪したという現実の事件を基に執筆された。この小説では1854年5月末頃にエドワード・ピアースが錠前破りのロバート・エイガーに共犯を持ちかけるところから始まり、1855年5月22日に金塊強奪を実行、1856年11月19日のピアース逮捕、1857年8月2日のピアースによる法廷での証言とその直後の脱走までを描き、主要登場人物のその後を簡単に報告する形で小説はまとめられている。 とあり、どこまでが史実でどこからがノンフィクションなのかよく判らない、クライトンにありがちな展開。でもビクトリア女王時代の英国の雰囲気が良く判る風俗や人々の描写がなかなか興味深くおもしろい。結局最後は手に汗握る展開で強奪に成功するのだが、その後逮捕されたかと思ったら、判決後あっさりと脱獄に成功してしまうとか、あまりごたごた書かずに終わっている。 なんとなく「白鯨」的なストーリーの進め方だなと思った。いずれにしても最初から映画化を考えての原作だったのではないかと思う。 1979年の「The First Great Train Robbery」という映画も見てみたいが、どこかにあるのだろうか?
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先に映画を観た。クライトンの著書ということでまとめ買いをしていて、未読だった。同名の映画がBSで放送されたので録画をして観た。その後、本書を読んだ。結局、ストーリーは全く違っていた。なんらかの関係があるのかどうか不明。さて、本書についてはさすがのクライトン。最初はちょっと退屈気味...
先に映画を観た。クライトンの著書ということでまとめ買いをしていて、未読だった。同名の映画がBSで放送されたので録画をして観た。その後、本書を読んだ。結局、ストーリーは全く違っていた。なんらかの関係があるのかどうか不明。さて、本書についてはさすがのクライトン。最初はちょっと退屈気味だったのが、途中からはぐいぐい引っ張られた。ピアースが銀行頭取の娘に取り入って、鍵のありかを探り出すあたりから、話は急激におもしろくなる。スラリのウィリーあたりも非常におもしろい。19世紀の時代風景がありありと目に浮かぶ。しかし、ウィリーにしてもピアースにしてもいったい何歳の設定なのだろう。ウィリーは子ども、ピアースはかなりの年のように思って読んでいたら、そうでもなさそうだし。電車から飛び降りる遊びが流行っていたとか、絞首刑を見学する人だかりのこととか、棺おけの中で生き返る人がいるとか、墓の中から死体を奪う人の話とか、まあとにかく話題が豊富で、ストーリーの本筋以上におもしろかった。しかし、ピアースとはいったい何者なのか。そしてどこに消えてしまったのか。
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