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図説 不潔の歴史 図説シリーズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 原書房 |
| 発売年月日 | 2008/09/03 |
| JAN | 9784562041787 |

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図説 不潔の歴史
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商品レビュー
4
14件のお客様レビュー
昔の人々、とはいっても今の基準からするとずっと不潔だったらしい。宗教的に体を洗わないことが美徳とされていたようで、人々は悪臭をはなち町は臭っていたらしい。読んでいるだけでもなんだか気分が悪くなってくるような気がする。ただナポレオンの時代にはそれがそんなに人々に不快を与えるもので...
昔の人々、とはいっても今の基準からするとずっと不潔だったらしい。宗教的に体を洗わないことが美徳とされていたようで、人々は悪臭をはなち町は臭っていたらしい。読んでいるだけでもなんだか気分が悪くなってくるような気がする。ただナポレオンの時代にはそれがそんなに人々に不快を与えるものではなかったようで習慣もしくは慣れなのだろうか。ただ日本でいえば明治時代のころまで、ヨーロッパではそうだったらしい。確かに言われてみれば、現代のわれわれはあまりに洗う、無臭、ということにこだわりすぎているのかもしれない。でも、そんな不潔の時代に生まれなくてよかったとも思う。
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昨今、ヨーロッパの中世の暗黒時代などなかったとする風潮があるようだが、衛生や風呂についてはあったのではないかと再考を促す内容である。 欧米の文化と歴史について語っており、この手のおもしろ本にありがちな盛り方をしているようにも見え、頭から信じることにはためらいを覚える。 新たな知見も得られた。アメリカにも公衆浴場が存在した時期があったようだ。そういえば映画なんかで見たことがないなと思ってみれば、20世紀初頭のわずかな期間のみ存在して廃れたらしい。 『トランスジェンダーになりたい少女たち』ではトランスであることをカミングアウトすることがクールであるという、同調圧力をともなう流行があることが読み取れたが、清潔であれとするコマーシャリズムにも自ら踊らされていることが本書にて語られ、同根の問題なのではないかと思ったり思わなかったり。 古代よりお気持ちインフルエンサーや失礼クリエイターが存在し、現代でも猛威を振るっていることにとても残念な気持ちになった。知と無知のスキマがある限りきっと絶えることはないのだろう。
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表紙のアングルの絵に惹かれて手にとった一冊です。 『不潔の歴史』とは、なかなか題名もインパクトがあり興味をそそられました。 そういえば、『アガメムノン』では、不倫をしていた妃にアガメムノンは入浴中に殺されてしまうし、ローマ人といえば、ローマ風呂テルマエですね。 お風呂で多くの時間を過ごしていたギリシアやローマの古代の人々は清潔に思えるが、清潔の概念も時代とともに変遷を経て今日に至ったようだ。 公衆浴場が全盛を極め、開放的な雰囲気で裸のつきあいをしていたローマは、が四世紀に入るとキリスト教のストイックな思想が優位になっていく。 熱は性欲を亢進すると考えられたため、貞淑な女性はワインや湯浴みを禁じられた。 清潔な体と清潔な衣服は不潔な魂の表れという教義を持っていた女子修道院も出現した。 享楽的な入浴は洗礼と対立するものとされ、苦行や清貧が信仰心に重要なものになるにつれ、浴場は廃れていった。 それでも中世に入るとまた共同浴場が西洋各所に造られたが、ふたたび浴場は平和をかき乱す不節操で無作法な場所と認識されるようになってきた。 そして、ヨーロッパを何度も襲ったペストの大流行や梅毒などの病気も入浴し体表の孔が開くのが感染の原因だとされていたようだ。 ペストの脅威が下火になっている時期も中世後期に端を発した水に対する恐怖はどんどん広まっていった。 フランスで一番報酬が高い医師の意見では、体の分泌物が体表に保護膜をつくるとされていた。 要するに垢ですね。あらゆるところに垢をため、匂いをごまかすために香水が発達し、美しい衣装をまといながらノミや虱をつぶす。現代の私たちには想像もできないことですが、それが常識な時代もあったんですね。 ベルサイユ宮殿は建てられたときトイレがひとつもなかったようです。王侯貴族たちはベルサイユに限らず、汚物で滞在できなくなると別の城にうつりという生活をしていたこともあったとのこと。 からだも建物もなにもかも洗浄しない。そのような時を経て先進国に見られる不潔恐怖的な清潔すぎる現代が訪れていると思うと不思議にさえ思えます。 「不潔の歴史」は終焉を迎え、「清潔の歴史」の方が長くなっていくであろう未来はどのような歴史を刻んでいくのでしょうか。
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