記憶に残っていること 新潮クレスト・ブックス 短篇小説ベスト・コレクション

堀江敏幸【編】

• 販売会社／発売会社: 新潮社
• 発売年月日: 2008/08/30
• JAN: 9784105900700

商品レビュー

2024/04/23

色んな作家の短編集。大切なものは人によって違って大事にする方法も違って、でも失くした時の痛みは誰のものもよく似ているのかもしれない。

2021/04/09

“世界最高の短編10作”という触れ込みで＜新潮クレスト･ブックス＞創刊10周年特別企画としてシリ－ズの全短編120篇から選び出された贅沢な短編集です｡政治社会の貧困と疲弊､自然界の脅威が､恋愛･夫婦･家族の問題と絡み合い､日々の生活に悶々として生きる人々の姿が描き出されていきます｡ 心に深くしみわたり重厚な余韻の残る A.マクラウドの『島』､W.トレヴァ－の『死者とともに』､Y.リ－の『あまりもの』が特に印象的でした｡

2019/06/08

アリステア・マクラウドの「島」と、ベルンハルト・シュリンクの「息子」以外の8編を読んだ。ジュンパ・ラヒリの「ピルザダさんが食事に来たころ」（『停電の夜に』より）と、アンソニー・ドーアの「もつれた糸」（『シェル・コレクター』より）は既読のはずなのに全然覚えていないことに衝撃。

『シェル・コレクター』のレビューで引用してるのが（↓）この短編からで、驚く。確かに読んでいる…！ 全然覚えていない…！

短く、潔いんだ、文章が。「マリガンの胸で熱く血がたぎる。リールが悲鳴をあげる。魚は跳ねる。」みたいな。