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ローマ人の物語(33) 迷走する帝国 中 新潮文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2008/08/28 |
JAN | 9784101181837 |


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ローマ人の物語(33)
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商品レビュー
3.7
36件のお客様レビュー
読むのが怖くなってくるほど、ローマらしさがなくなっていく時代。それでも帝国として体裁を保ち、威光を放ってはいるのが救い。だけど、これからどうなっちゃうの、と読むのが悲しくなる。滅亡してしまうし、これ以上良くならないことは歴史として知っているけれど、知りたくないと思う。ハンニバルや...
読むのが怖くなってくるほど、ローマらしさがなくなっていく時代。それでも帝国として体裁を保ち、威光を放ってはいるのが救い。だけど、これからどうなっちゃうの、と読むのが悲しくなる。滅亡してしまうし、これ以上良くならないことは歴史として知っているけれど、知りたくないと思う。ハンニバルやカエサルの頃の早く次へ、と読むのが早くなるのとは全く違う。ただ、教科書だけでは全く見えてこないローマがある。その面白さはやはり、作者の力だよなぁと思う。
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73年間で22人の皇帝が、しかもそのほとんどが謀殺により代替わりする三世紀の中編。 中でも1年に5人の皇帝が入れ替わり立ち代わる238年。しかもそれは外敵との戦いによるものではなく、元老院との対立による内乱の結果であった。 その終結直後、外敵による侵入がなかったから内乱する余裕...
73年間で22人の皇帝が、しかもそのほとんどが謀殺により代替わりする三世紀の中編。 中でも1年に5人の皇帝が入れ替わり立ち代わる238年。しかもそれは外敵との戦いによるものではなく、元老院との対立による内乱の結果であった。 その終結直後、外敵による侵入がなかったから内乱する余裕があったとでも言うかのように、ペルシアとの戦端が開かれ、その最中でもまた、味方の近衛軍団長官の手により皇帝が謀殺される。 新皇帝となった元近衛軍団長官フィリップスは、即時メソポタミアを放棄してペルシアとその場しのぎの講和を結び、元老院には媚びへつらい、政策は何もしないことで気配を消し、殺されない皇帝となることを望んだ。 しかし、ただローマ領に侵入しては暴れまわるだけの北のゲルマン蛮族にそれは通用せず。結局は、目の前に迫る危機に対してすら動こうとしない皇帝にしびれを切らした兵士に殺される。 次の皇帝デキウスに許された行動は、北方蛮族対策に血道を上げることしかない。 だが、ゲリラ部隊が山となって襲ってくるゲルマンに対策できるような体制は既になく、ついには帝国領内への大規模侵入を許すこととなる。 平原での会戦や、包囲攻城戦では負けずとも、騎兵で田畑を荒らし尽くす大量の蛮族を止める手立てはなく、ゲリラを深追いした皇帝自身が戦死する。 このような渦中での引き継ぎが上手くいくはずもなく。 皇帝トレボニアヌスは蛮族との講和を結ぶが、総督エミリアヌスはそれを無視して復讐に走る。 当然蛮族は反発し、再度の侵攻を開始する。 しかしてその勢いは地中海まで至り、300年の平和を維持していた内海からのローマ侵略が始まる。 混迷の最中、ローマ軍は3人目をかつぎだし、これに勝利したヴァレリアヌスが皇帝となった。 この最悪のタイミングで、後回しにしていたペルシア問題が再燃する。 今のローマに両正面を解決できるはずもなく、ローマ建国以来初めて皇帝が敵に捕らえられる。 息子で共同皇帝のガリエヌスは、何もできずに父親を見捨てることしかできなかった。 帝国はいつまで帝国であるのか。何が残っていれば帝国と言えるのか。 ここまでの人と領土を失ってもまだ帝国とされるローマは、これから何を失って帝国でなくなるのか。 次巻に続く。
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皇帝の名を記すのも嫌になる程次から次に変わる軍人皇帝時代。これといった皇帝は出て来ないが、この巻は非常に興味深いものになった。 まず、ゲルマン人の侵入はアッチラのフン族に押し出されてくる前から始まっており、ゴート族だけでなくアラマン族など多数の民族で成り立っている。さらに黒海から...
皇帝の名を記すのも嫌になる程次から次に変わる軍人皇帝時代。これといった皇帝は出て来ないが、この巻は非常に興味深いものになった。 まず、ゲルマン人の侵入はアッチラのフン族に押し出されてくる前から始まっており、ゴート族だけでなくアラマン族など多数の民族で成り立っている。さらに黒海からエーゲ海へ海を使った侵入もあった。 そして市民権を得たキリスト教が国のルールに従わず義務も果たさないことから一般市民との軋轢を深めていったことにも考えさせられた。 今回は教科書だけでは真の歴史はわからないと知らされた。
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