地図もウソをつく 文春新書

竹内正浩【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2008/08/20
• JAN: 9784166606511

商品レビュー

2024/04/27

地図の修正事項や地名などの雑学を掲載されていて、ブラタモリ観てる気分になった
地図は「現在のありのままの姿」ではなく「そうあるべき姿」が表記される
国と国との境界線においては作製者の意図が地図に反映される
地図とか新聞を「正しいもの」として捉えるのは危険な割に子供には雑に地図見ろ新聞読めって言うよね
こういったコンテンツは社会知識のインプットだけじゃなくて国民の再生産装置としても優秀なんだよなー
そういうリテラシーも同時にインプットしておきたいよね
"Google"が作ったマップに頼りすぎるなよという事らしい

2023/05/03

■1034。2023.05.03。
・地図は極めて政治的であり、事実記述的というよりも「そうあってほしい」という願望や規範が表現されている。典型的なものは地名や所属を表す色などである。
・しかし、素朴な印象としては依然地図は客観的な記述として権威を発揮している
・戦時改描によって消されたり記述が無い部分もある

2014/05/04

地図のこぼれ話。
確かに地図表現って少し変えるだけで、
ものすごく印象が変わる。
塗り分けの為の閾値を変えるだけで、
分布の見え方が変わり、間違った判断をしてしまう可能性がある。

色々貴重な地図とかがあって目の保養にもなる。
個人的にはもっとデジタル化のところを突っ込んで書いてほしかった。