無防備都市 禿鷹の夜Ⅱ

逢坂剛(著者)

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2002/01/12
• JAN: 9784163206202

商品レビュー

2011/11/12

禿鷹の夜続編。面白かった。今回は一気に読めたせいか、１巻？より面白かった。今回は悪徳警察官が相手。しかしこんなに人間残虐になれるものか。水間が言うとおり、禿富は人間ではないな。それにしても、桑原世津子といい、松国遊佐子といい、禿富はもてるなぁ。悪い男に女は弱い、ってか。しかし惚れた男に躊躇無く殺されるなんて、世津子は気の毒だ。こんな人絶対好きにならないけどな。ハントバーなんてほんとにあるのか？

2011/09/15

いやー面白かった。最高です。
主人公は、悪徳警官で共感できませんが、なぜか応援してしまっています。たぶん、より巨悪に1人で立ち向かっているからなんでしょうね。とにかく、おもしろいです。是非、オススメします。

2010/05/22

9月7日　～　9月9日

主人公に感情移入ができず、感動も興奮も無いと分っていても、気になって手に取り、一気に読んでしまうのは、どこかにカタルシスを感じているのだろう。
　最大悪の禿富の前に小悪は蹴散らされてしまい、それが少なからずも警察の浄化へとつながっていく皮肉。そしていずれは監察官や渋六興業と対決するだろう禿富には、どこからかふらりとやってきて、またどこかに去っていく「椿三十朗」のような風来坊の魅力に通じるものがあるのかもしれない。