ガロアの生涯 神々の愛でし人

レオポルトインフェルト【著】, 市井三郎【訳】

• 販売会社／発売会社: 日本評論社
• 発売年月日: 2008/09/01
• JAN: 9784535786202

商品レビュー

2020/04/30

★図書館だよりNo.63　
　金久保 正明 先生紹介図書
　インタビューを読む　https://www.sist.ac.jp/media/Letter_No.63.pdf

【所在・貸出状況を見る】
https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/90976

2014/12/31

Mon, 05 Jan 2009

ガロアの半ばフィクション気味な伝記です．
ガロアは早死に天才系の典型．

5次以上の代数方程式に解の公式が存在しない事について，
当時から考えたら完全に超越した発想で独力で理論構築して死んでいった．
群論，環論，体論の教祖．

その間，カナリの期間が獄中．

20で半ばはめられて決闘でしぬ．

頭が切れるがフランスの革命時代にあってかなり血気盛んだった．
でも，曲がったことがゆるせないんだろうなぁ．イライラするんだろうなぁ．と何となく思う．

僕のなかでいまのところ歴史上の天才はガロアとゲーデルですねぇ．
ノイマンは最強の巨人だとおもいますが．

何となく今まで神格化してたガロアの「素」な雰囲気が分かってよかった．

2013/11/17

高校1年の数学で挫折している，そんな数学初心者でも読める本をと思い手に取った。
数式はなく，数学者の人生という感じの内容ではない。しかし，ガロアの生きた時代を知り，生きた軌跡を見ていくことができる。ガロアの激しやすさにはついていけないところがあったが，ガロアに惹かれて一気に読んでしまった。
ガロアの数学の業績はもっと長生きできたら，もっといろいろな発見ができたであろう。せめてもう少し時間があって，全てをまとめられていたらと思うと残念でならない。
今回この本を読んだが，ガロアがどのような発見をしたのかよく分からなかった。まぁ，群数という言葉も知らないのだから当然かもしれないが。ただ，ガロアが数学にのめり込む発端となったルジャンドルの本に興味がわいた。