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死が最後にやってくる ハヤカワ・ミステリ文庫
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死が最後にやってくる ハヤカワ・ミステリ文庫

アガサ・クリスティ(著者), 加島祥造(訳者)

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死が最後にやってくる ハヤカワ・ミステリ文庫

定価 ¥598

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1978/07/31
JAN 9784150700348

死が最後にやってくる

¥440

商品レビュー

4.2

5件のお客様レビュー

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2010/05/28

クリスティーの夫が考…

クリスティーの夫が考古学者であるので、クリスティーはよく中東に行ったようです。その経験を生かした作品で、舞台はエジプトのナイル河近辺です。ポアロやマープルは登場しませんが、ストーリーの加え情景の描写が美しく十分楽しめました。

文庫OFF

2019/09/26

紀元前2000年のエジプトが舞台。墓守一家の寡父インホテプは北の領地を検分したあと若い妾ノフレトを伴って戻ってきた。この出だしを見て何も起こらないはずがないじゃないか。案の定ノフレトが来たその日から長男、二男夫婦、三男、子ずれの未亡人の長女、インホテプの母、書記、下女などからなる...

紀元前2000年のエジプトが舞台。墓守一家の寡父インホテプは北の領地を検分したあと若い妾ノフレトを伴って戻ってきた。この出だしを見て何も起こらないはずがないじゃないか。案の定ノフレトが来たその日から長男、二男夫婦、三男、子ずれの未亡人の長女、インホテプの母、書記、下女などからなる一家に次々に死が訪れる。 またしても実権を握る父に牛耳られる子供達。父は子供たちをふがいないと思い、3兄弟も互いに相手をみくびっている。そこに夫に死なれた長女が子連れで戻り、今回はさらに家長の父を「馬鹿な子だよ」というその母がいて重層構造。冷静に見ているのはその父の母と書記。そこに妾ノフレトと北方からやってきた別な書記。一見平和に見えていた家族がノフレトの出現で実は内に秘めた本心をさらけだす。これが実にリアルで4000年の時間的隔たりは無い。 クリスティの前書きでどこの場所でいつ起こっても構わないものです、と断りを入れているが、ナイルの流れと写真などでみる黄土色の大地などを想像すると、愛憎がいっそう浮き立つ。いままでのクリスティで最高にスリリングでおもしろかった。新劇で劇化したらおもしろいんじゃないか。 戦い済んで日が暮れて、ならぬ死ぬだけ死んで、最後はめでたくカップル誕生。・・しかし犯人はこうくるか・・ 抑圧されたいい子の仮面をかぶって親に従うのはよくないってことですよね。ってクリスティは繰り返しこのテーマを描いてますね。 1945発表 1978.7.31発行 1983.12.31第9刷 図書館

Posted by ブクログ

2019/05/17

再読だが内容はすっかり忘れていた。 紀元前のエジプトが舞台という異色作。 一家の権力を握る父親が美貌の愛妾を連れ帰ったことから一族の中で反目がおこり、やがて連続殺人に発展してゆく。 特に古代エジプトに関する予備知識は必要ないし、キャラの書き分けがうまく、後半は展開が速いので読みや...

再読だが内容はすっかり忘れていた。 紀元前のエジプトが舞台という異色作。 一家の権力を握る父親が美貌の愛妾を連れ帰ったことから一族の中で反目がおこり、やがて連続殺人に発展してゆく。 特に古代エジプトに関する予備知識は必要ないし、キャラの書き分けがうまく、後半は展開が速いので読みやすかったが、エキゾチックさはあまりなく、クリスティの得意とする一家の中の殺人事件という感じだった。

Posted by ブクログ

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