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断章のグリム(Ⅷ) なでしこ・上 電撃文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング |
| 発売年月日 | 2008/08/10 |
| JAN | 9784048671729 |

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断章のグリム(Ⅷ)
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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
「遠い遠い御庭」 断章を抱えてしまった者。 他人に使うなら頼もしい能力であるが、自分にまで発動してしまうとなると恐ろしいものだな。 「赤い赤い泉水」 枯れずに咲き続ける花は。 何度も悪夢を見るのなら無意識にでも汚れを発見しそうだが、そこまで気が回らなかったのか。 「昏い昏い童...
「遠い遠い御庭」 断章を抱えてしまった者。 他人に使うなら頼もしい能力であるが、自分にまで発動してしまうとなると恐ろしいものだな。 「赤い赤い泉水」 枯れずに咲き続ける花は。 何度も悪夢を見るのなら無意識にでも汚れを発見しそうだが、そこまで気が回らなかったのか。 「昏い昏い童話」 マイナーな話だからこそ。 知らない事は多いだろうが、改変版などが少ないほど解釈しやすく配役も分かりやすいだろう。 「淡い淡い撫子」 家の中へ残る濡れた足跡。 不自然にはなってしまったとしても、良くないものが入り込んだなら連絡し待機すべきだろう。 「朱い朱い黒犬」 襲ってきたのは知った顔。 騎士として闘う能力がない場合、情報を持ち帰ろうにも自身が狙われたら逃げるしかないよな。
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かつて泡禍に巻き込まれ、家族をうしないながらも生還した海部野千恵のお見舞いに、蒼衣と神狩屋がやってきます。そこで彼らの身に、新たな泡禍が降りかかります。 石田臣(いしだ・しん)の恋人の金森琴里(かなもり・ことり)が自殺します。臣の親友で千恵とおなじく泡禍から生還した木之崎一真(...
かつて泡禍に巻き込まれ、家族をうしないながらも生還した海部野千恵のお見舞いに、蒼衣と神狩屋がやってきます。そこで彼らの身に、新たな泡禍が降りかかります。 石田臣(いしだ・しん)の恋人の金森琴里(かなもり・ことり)が自殺します。臣の親友で千恵とおなじく泡禍から生還した木之崎一真(きのさき・かずま)は、「雪の女王」の名をもつ著名な騎士である雪乃に、臣を救ってほしいと依頼しますが、琴里の家族にさらなる被害者が出てしまいます。 再登場を果たした千恵ですが、今回のストーリーの前編にあたるこの巻では、それほどめだった動きはありません。今後の展開にどのように彼女がからんでくるのか、すこし気になります。
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最後の最後になんて爆弾持ってきやがったんだ…。しかも超弩級の爆弾を……。 筆者も書いているように『なでしこ』という話は相当マイナーなようで、ネットでちょっと調べてみても全くヒットしなかった。だから『なでしこ』を知るのは本書が最初だったりする。『なでしこ』の内容は、最後にお妃...
最後の最後になんて爆弾持ってきやがったんだ…。しかも超弩級の爆弾を……。 筆者も書いているように『なでしこ』という話は相当マイナーなようで、ネットでちょっと調べてみても全くヒットしなかった。だから『なでしこ』を知るのは本書が最初だったりする。『なでしこ』の内容は、最後にお妃が死んでしまいそれに釣られるように王様まで死んだというのに、王子はそれに動揺する事無く自ら創りだした美しい女の子と楽しく暮らしたという描写が酷く空恐ろしさを感じさせる。いったい今度の話がどのような結末を迎えることになるのか、今から恐さを感じつつ楽しみに待ちたい。 しかし、今回の話はまだ上巻と言うこともあるのかそれほど恐ろしい描写も無かったのだが、最後のアレだけは駄目だった。最近の『断章のグリム』には恐怖の法則性が少し見えたような気がしたため慣れてきたつもりだったのに、最後のあの情景だけは本を読んでいるだけで寒気を感じてしまった。もし夢に出てしまったらどうしてくれよう。
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