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赤毛のレドメイン家 創元推理文庫
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赤毛のレドメイン家 創元推理文庫

イーデン・フィルポッツ(著者), 宇野利泰(著者)

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赤毛のレドメイン家 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 1970/10/22
JAN 9784488111014

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商品レビュー

3.1

17件のお客様レビュー

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2024/07/22

江戸川乱歩絶賛の推理小説、ということで、乱歩の推薦を受けて、中学生時代に読んで感動した。 推理小説に関する本に本書に関する言及があり、とても懐かしくなり、再読した。 本書は、イーデン•フィルポッツが、1922年、第一次大戦直後に発表した作品。 原題は、「The Red Redm...

江戸川乱歩絶賛の推理小説、ということで、乱歩の推薦を受けて、中学生時代に読んで感動した。 推理小説に関する本に本書に関する言及があり、とても懐かしくなり、再読した。 本書は、イーデン•フィルポッツが、1922年、第一次大戦直後に発表した作品。 原題は、「The Red Redmaynes」。 最初のRedを邦題では「赤毛の」と訳している。 それは間違いないのだが、Redの繰り返しは、意味深だ。 「The red、red 」maynes とは、redの強調であり、redは流される血の色でもある。 ということは、ここに「連続殺人」が暗示されているのかもしれない。   舞台となるのは、イングランドのダートムーアとイタリアのコモ湖畔。 冒頭のダートムーアの描写は、「嵐が丘」を彷彿とさせる冒頭。 だが、コモ湖畔が舞台というのは忘れていた。 作中にハーマン•メルヴィル「白鯨」が登場していて、興味をそそられた。 レドメイン家を標的にする連続殺人事件。 「夫が叔父に殺されたらしいが、遺体は見つからない。叔父も行方不明。どうか助けて欲しい。」という手紙を刑事は受け取る。 女性は美女 刑事は恋に落ちる。 この展開は横溝正史「八つ墓村」を思い起こさせる。 江戸川乱歩が「赤毛のレドメイン家」をベスト推理小説と呼んでいることから、横溝は本書を読んでいたことは間違いない。 そして、ダートムーアを岡山に移して、日本の連続殺人事件を作り出したのだろう。 調査中に、叔父の兄妹も次々に殺されていく。 レッドメインの血族が、赤い血の色に染まるのだ。 そして、驚きの犯人。 中学生時代に読んだ当時は、意外な犯人に驚いたが、今ではどうということのない犯人だ。 だから、残念ながら、現代においては、ベスト推理小説に挙げられることはない。

Posted by ブクログ

2023/01/20

描写ががっつりあって、物語の進捗が遅め。なので、ちょっと焦れつつ…でも最後まで読めてしまう。 筆致がしっかりしているからなのか? 

Posted by ブクログ

2021/02/24

図書館で。 正直、若くて美人に弱すぎじゃないか、警部。後書きにもあったけれども、擦れてしまった今どきの人間だと、どう考えてもコイツは怪しいだろうって所を全然疑わないマークさんが歯がゆくてならない。美人の言う全てを頭から信じ込んでる事にびっくりだし、そんな彼に大事な友人任せるなよ、...

図書館で。 正直、若くて美人に弱すぎじゃないか、警部。後書きにもあったけれども、擦れてしまった今どきの人間だと、どう考えてもコイツは怪しいだろうって所を全然疑わないマークさんが歯がゆくてならない。美人の言う全てを頭から信じ込んでる事にびっくりだし、そんな彼に大事な友人任せるなよ、老探偵よ…としか思えないというか。せめて叔父さんを親友の元に連れ出しておけば良かったのに… という訳でマークは徹頭徹尾ピエロだし、犯罪者は増長してるしで読後感はあまりスカッとしないなぁなんて思いながら読み終えました。

Posted by ブクログ

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