1,800円以上の注文で送料無料

カリブ諸島の手がかり 河出文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

カリブ諸島の手がかり 河出文庫

T.S.ストリブリング【著】, 倉阪鬼一郎【訳】

追加する に追加する

カリブ諸島の手がかり 河出文庫

定価 ¥1,045

990 定価より55円(5%)おトク

獲得ポイント9P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2008/08/20
JAN 9784309463094

カリブ諸島の手がかり

¥990

商品レビュー

3.8

11件のお客様レビュー

レビューを投稿

2021/03/04

伝説の比較文化論的衝撃ミステリ、ポジオリ教授シリーズ5篇収録。教授がバカンスに訪れたカリブ海を舞台に、亡命中の元独裁者、ヴードゥーの呪術、ヒンドゥー寺院の事件など異文化の常識の中で起こる怪事件の数々。教授は探偵役とはいえ素人なので見事な推理をするわけではない。欧米の常識が通じない...

伝説の比較文化論的衝撃ミステリ、ポジオリ教授シリーズ5篇収録。教授がバカンスに訪れたカリブ海を舞台に、亡命中の元独裁者、ヴードゥーの呪術、ヒンドゥー寺院の事件など異文化の常識の中で起こる怪事件の数々。教授は探偵役とはいえ素人なので見事な推理をするわけではない。欧米の常識が通じない異文化で起こるから犯人の動機も関係者の行動も我々欧米文化の常識では理解できない。圧巻は「ベナレスへの道」。ラストでとんでもないことが起きる。この社会ではこれが現実なのか。教授自身が彼らの世界に飲み込まれる。1929年にこのラストがあったのか、とひっくり返る傑作。

Posted by ブクログ

2021/02/10

ミステリをたくさん読んでるとちょっとやそっとのことでは驚かなくなる しかしこれには驚かされた 犯人の形而上学的動機と驚きの結末が読者を震撼させる名作「ベナレスへの道」ほか、古典的な味わいのある謎解きを楽しめる ちなみにこの作品が出たのは1929年で、ミステリ史の中でどういう年なの...

ミステリをたくさん読んでるとちょっとやそっとのことでは驚かなくなる しかしこれには驚かされた 犯人の形而上学的動機と驚きの結末が読者を震撼させる名作「ベナレスへの道」ほか、古典的な味わいのある謎解きを楽しめる ちなみにこの作品が出たのは1929年で、ミステリ史の中でどういう年なのかちょっと調べてみた 同年の1929年にはエラリー・クイーンの『ローマ帽子の謎』、ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』、アントニイ・バークリーの『毒入りチョコレート事件』、ダシール・ハメットの『赤い収穫』が出ている

Posted by ブクログ

2018/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カリブ海をめぐる探偵もので、夏に読むのにピッタリ(読み終わった時には秋になってしまっていたが)。連作もので順番通りに読んでいくと、何とも後味の悪い終わり方。有栖川有栖氏の日経のエッセイを読んで、手に取っていたので、どんなものやらと結末をと思っていたが、何のことやら。とは言いつつ面白かったのでこの評価。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品