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カリブ諸島の手がかり 河出文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2008/08/20 |
| JAN | 9784309463094 |
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カリブ諸島の手がかり
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カリブ諸島の手がかり
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商品レビュー
3.8
13件のお客様レビュー
2025/9/22読了 これも、有栖川有栖『ミステリ国の人々』で知った作品。「ミステリ国で〈最もひどい目に遭った名探偵〉の候補にしたい」「(E・クイーンが)続編の執筆を勧めたのは常識はずれだ」「その依頼に応じてしまう作者もどうかしている」とまで書かれた理由を遂に知る。 1920年...
2025/9/22読了 これも、有栖川有栖『ミステリ国の人々』で知った作品。「ミステリ国で〈最もひどい目に遭った名探偵〉の候補にしたい」「(E・クイーンが)続編の執筆を勧めたのは常識はずれだ」「その依頼に応じてしまう作者もどうかしている」とまで書かれた理由を遂に知る。 1920年代のカリブ諸島の島々を舞台に、西洋のそれとは異なる論理で起こる怪事件に挑み、翻弄される西洋人(“名探偵”ポジオリ教授はイタリア系のアメリカ人)の物語と思いきや、最終エピソードの『ベナレスへの道』で……「さっきまで、ミステリを読んでいたんですけど……?」という目に遭った。この時代にこんな作品を書いたT.S.ストリブリングが凄いのか、逆にヴァン・ダイン、クイーン、カー辺りが本格ミステリの型枠を作ってしまう前だったからこそ衒いもなく書けたのか。それから約100年、“お約束”でがんじ搦めの本格ものの枠を外れた作品を目にする今、寧ろ新鮮に見えてしまうのが面白い(前知識がなければ、現代作家がこの時代、地域を舞台に書いた作品と言われて信じたかも)。しかし、本当に続編をどうやって始めたんだろう?
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自分好みの、超傑作。★5か迷う。 420ページに5作品なので1作品あたりのページ数が多い。 探偵小説に違いはないが、ガチガチの本格や他の探偵小説のように「事件(謎)→調査→解決」を主眼にし、それ一本を前面に押し出したものではなく、謎解き要素をメインとした作品もあるにはあるが解法...
自分好みの、超傑作。★5か迷う。 420ページに5作品なので1作品あたりのページ数が多い。 探偵小説に違いはないが、ガチガチの本格や他の探偵小説のように「事件(謎)→調査→解決」を主眼にし、それ一本を前面に押し出したものではなく、謎解き要素をメインとした作品もあるにはあるが解法は簡単であり、それよりも、多様な人種が集まる西インド諸島(カリブ海周辺)という舞台を利用して、「多様な人種の登場」「お国柄(アメリカ人はこう考える、英国人はこう考える、現地人はこう考える、等)」「異国の主義や宗教、考え方、物事の捉え方、人種の違いといったテーマ性」を「事件→調査→解決」の過程に綺麗に融合させた作品であり、その点が極めて面白く、事件とストーリーないしテーマ性とが非常に上手く融合されている作品だなと感じた。 そういう意味では「異色の探偵小説」なのかも。 ポジオリ教授作品は全39編あり、本作の5編は「第一期」にあたる作品らしいが、以降の作品も是非読みたくなった。
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伝説の比較文化論的衝撃ミステリ、ポジオリ教授シリーズ5篇収録。教授がバカンスに訪れたカリブ海を舞台に、亡命中の元独裁者、ヴードゥーの呪術、ヒンドゥー寺院の事件など異文化の常識の中で起こる怪事件の数々。教授は探偵役とはいえ素人なので見事な推理をするわけではない。欧米の常識が通じない...
伝説の比較文化論的衝撃ミステリ、ポジオリ教授シリーズ5篇収録。教授がバカンスに訪れたカリブ海を舞台に、亡命中の元独裁者、ヴードゥーの呪術、ヒンドゥー寺院の事件など異文化の常識の中で起こる怪事件の数々。教授は探偵役とはいえ素人なので見事な推理をするわけではない。欧米の常識が通じない異文化で起こるから犯人の動機も関係者の行動も我々欧米文化の常識では理解できない。圧巻は「ベナレスへの道」。ラストでとんでもないことが起きる。この社会ではこれが現実なのか。教授自身が彼らの世界に飲み込まれる。1929年にこのラストがあったのか、とひっくり返る傑作。
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