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カリブ諸島の手がかり 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2008/08/20 |
JAN | 9784309463094 |
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カリブ諸島の手がかり
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カリブ諸島の手がかり
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商品レビュー
3.8
11件のお客様レビュー
伝説の比較文化論的衝撃ミステリ、ポジオリ教授シリーズ5篇収録。教授がバカンスに訪れたカリブ海を舞台に、亡命中の元独裁者、ヴードゥーの呪術、ヒンドゥー寺院の事件など異文化の常識の中で起こる怪事件の数々。教授は探偵役とはいえ素人なので見事な推理をするわけではない。欧米の常識が通じない...
伝説の比較文化論的衝撃ミステリ、ポジオリ教授シリーズ5篇収録。教授がバカンスに訪れたカリブ海を舞台に、亡命中の元独裁者、ヴードゥーの呪術、ヒンドゥー寺院の事件など異文化の常識の中で起こる怪事件の数々。教授は探偵役とはいえ素人なので見事な推理をするわけではない。欧米の常識が通じない異文化で起こるから犯人の動機も関係者の行動も我々欧米文化の常識では理解できない。圧巻は「ベナレスへの道」。ラストでとんでもないことが起きる。この社会ではこれが現実なのか。教授自身が彼らの世界に飲み込まれる。1929年にこのラストがあったのか、とひっくり返る傑作。
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ミステリをたくさん読んでるとちょっとやそっとのことでは驚かなくなる しかしこれには驚かされた 犯人の形而上学的動機と驚きの結末が読者を震撼させる名作「ベナレスへの道」ほか、古典的な味わいのある謎解きを楽しめる ちなみにこの作品が出たのは1929年で、ミステリ史の中でどういう年なの...
ミステリをたくさん読んでるとちょっとやそっとのことでは驚かなくなる しかしこれには驚かされた 犯人の形而上学的動機と驚きの結末が読者を震撼させる名作「ベナレスへの道」ほか、古典的な味わいのある謎解きを楽しめる ちなみにこの作品が出たのは1929年で、ミステリ史の中でどういう年なのかちょっと調べてみた 同年の1929年にはエラリー・クイーンの『ローマ帽子の謎』、ヴァン・ダインの『僧正殺人事件』、アントニイ・バークリーの『毒入りチョコレート事件』、ダシール・ハメットの『赤い収穫』が出ている
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
カリブ海をめぐる探偵もので、夏に読むのにピッタリ(読み終わった時には秋になってしまっていたが)。連作もので順番通りに読んでいくと、何とも後味の悪い終わり方。有栖川有栖氏の日経のエッセイを読んで、手に取っていたので、どんなものやらと結末をと思っていたが、何のことやら。とは言いつつ面白かったのでこの評価。
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