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思考訓練の場としての英文解釈(1) 思考訓練1
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 育文社 |
発売年月日 | 1973/01/20 |
JAN | 9784752430032 |
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思考訓練の場としての英文解釈(1)
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思考訓練の場としての英文解釈(1)
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
一部に熱狂的なファンをもつ、受験参考書界の名著とも奇書とも呼ばれることのある本です。第2巻以後の続編が刊行されないまま長年が経っていましたが、数年前に完結編となる第3巻が刊行され、賛否両論があったことも記憶にあたらしいところです。 「日本語のもつ発想形態を英語の持つ構造に普段に...
一部に熱狂的なファンをもつ、受験参考書界の名著とも奇書とも呼ばれることのある本です。第2巻以後の続編が刊行されないまま長年が経っていましたが、数年前に完結編となる第3巻が刊行され、賛否両論があったことも記憶にあたらしいところです。 「日本語のもつ発想形態を英語の持つ構造に普段にぶっつけ、この異質の、ものとものとの衝撃から発生するエネルギーが我々の思考構造の枠をぶち壊し、形態を再検討し、より広い思考の座標次元に飛翔するのを助けて呉れる」といったアクの強い文体と、「こんな、何一つ自分の頭を使って物を考える意欲が全くないように見える何百人もの人達が、一体どういう料簡で大学に進学する気を起したりなぞするのか不思議でならない」といった毒舌でいろどられた解説は、読むひとをえらぶのではないでしょうか。 収録されている英文の難易度については、原仙作の『英文標準問題精講』(旺文社)とほぼおなじレヴェルだと感じました。じっさい、両方に収録されている問題もすくなくありません。たしかに受験英語の参考書のなかではこのあたりが最高水準ということになるのかもしれませんが、けっして比較を絶した難易度というわけではありません。受験参考書の枠を外せば、多田幸蔵や佐々木高政の著作など、本書より難解だと思われる英文解釈の学習書もあるように思います。
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《第一章 因数分解型 STRUCTURE》 a(A+B)(x+y)β=α(Ax+Ay+Bx+By)β 文脈というものは立体的に前後左右にと辿らなければいけないもの。p15 だが諸君、チェ・ゲバラの栄光を羨ましがって許りはいられない。日々の英語学習の場に於いてすら普段にチェ・ゲバラなみのゲリラ理論による武装と抵抗の精神が要求されていると言えるのだと思えば、英語の学習もまんざら憂鬱とばかりではなくなるというものではないだろうか?p23 《第二章 名詞化表現の解析》p55~ 名詞化表現の解析とは、いわばかたく結び合わされたロープの節を解きほぐしにかかるという行為にたとえることができよう。大切なことは瞬時にして、考えうる可能性を検討し文脈に照らして合致するものを取捨選択出来る迄に思考の回転speedを上げることだ。p57 《第3章 対照(contrast)と照応(sequence)》p111 人間に思考の展開の仕方は様々だけれども、大なり小なりそこに弁証法的展開が示されなければ本当の思考展開とは言えないだろう。つまりテーゼとアンチテーゼからアウフヘーベンに至る、正→反→合の展開である。 常に心の中に原初命題を原点とし、敷衍、例証、帰結をy軸方向にとり、反対命題をx軸方向にとって各文及び各語句をこのXY座標上の線又は点としてとらえ位置づけ、それらを交錯させてみる。
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難度が高いのはもちろん、著者のコメントも毒があり読んでいておもしろい。 因数分解型ストラクチュアや紋切り型公式主義による敗北など目次を見るだけでも興味津々♪ 受験生にはかなり手強いと思うので、京大などを受験される方以外はやらなくていいのでは? 巻頭の著者の言葉によると、続刊がよ...
難度が高いのはもちろん、著者のコメントも毒があり読んでいておもしろい。 因数分解型ストラクチュアや紋切り型公式主義による敗北など目次を見るだけでも興味津々♪ 受験生にはかなり手強いと思うので、京大などを受験される方以外はやらなくていいのでは? 巻頭の著者の言葉によると、続刊がよていされていたようですが、現在でも2巻までしか出ていないようです。 モームの月と6ペンス、ディケンズのデビットカッパーフィールドなどの文学作品からの出題も多く。読み応えもある。
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