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アストロバイオロジー 宇宙が語る“生命の起源" 岩波科学ライブラリー147
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2008/08/08 |
JAN | 9784000074872 |
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アストロバイオロジー
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商品レビュー
3.9
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
地球型生命の起源を宇宙起源も視野に読み解く。化学進化の証拠や、地球型生命のアミノ酸の左手型アミノ酸への偏り、火星や土星の衛星タイタンでの生命の可能性に言及し、地球型生命は唯一ではない、コペルニクス的転換が起こりうるということを示唆している。 宇宙研究において、アストロバイオロジーは非常に興味深い分野だと再認識した。 2008年の出版物なので、これ以降の研究の進展についてキャッチアップしたい。
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地球外生命。これは人類の永遠のロマン。 はたして本当に存在するのか? そこに、過酷な宇宙空間を経て存在する生命があるのであれば、 それは原始の地球を再現しているとして、地球生命の起源を 求めるのは無理からぬことであるけれども、 はたして原始地球と、惑星の衛星の環境が同じなのかどう...
地球外生命。これは人類の永遠のロマン。 はたして本当に存在するのか? そこに、過酷な宇宙空間を経て存在する生命があるのであれば、 それは原始の地球を再現しているとして、地球生命の起源を 求めるのは無理からぬことであるけれども、 はたして原始地球と、惑星の衛星の環境が同じなのかどうなのか? しかも、地球での生物学的常識を、他の星にあてはめてもよいのか? そういう議論は、この手の本には見られないので、いつも違和感を感じるのだが。 考えさせられる部分は多々あり、そういう意味からは楽しめる書物に違いない。
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ブックレット的な体裁に反して内容は濃い本。 ・生命の本質的な特性の最大公約数。1.代謝を行う、2.自己複製を行う、3.外界との境界をもつ、4.進化する ・すべての生物が代謝のためにタンパク質を使い、自己複製には核酸を使う。タンパク質の合成にはどの生物も同じ20種類のアミノ酸しか...
ブックレット的な体裁に反して内容は濃い本。 ・生命の本質的な特性の最大公約数。1.代謝を行う、2.自己複製を行う、3.外界との境界をもつ、4.進化する ・すべての生物が代謝のためにタンパク質を使い、自己複製には核酸を使う。タンパク質の合成にはどの生物も同じ20種類のアミノ酸しか用いない。DNAは共通の4種のブロックから成り、その並び順の違いのみが生物種の多様性を産み出す。地球上の生物は共通の祖先を持つことを強く示唆している。 ・RNAで使う糖であるリボース、DNAで使う糖であるデオキシリボース。これらを作るのが難しい。 ・35億年よりも古い微化石は見つかっていない。しかし、堆積岩中の炭素13の割合を調べたところ、38億年前にはすでに生命が誕生していた可能性が強く示唆された。 ・最後の共通祖先(コモノート、LUCA。十分複雑)以前の生命は何だったのか?これは現在の地球分子生物学では答えようがない。 ・トップダウンアプローチ(生物進化をたどる)、ボトムアップアプローチ(化学進化を再生する) ・生命の起源固有の謎。炭素数2,3,5、6のアミノ酸はタンパク質に含まれるのに、4のアミノ酸は一つもタンパク質に使われていない。 ・長野県の野辺山天文台では星間分子の発見に活躍している。 ・地球を食べる生物たちのエネルギーは、メタン、硫化水素、水素、アンモニア、鉄イオンなど。 ・生命を探す顕微蛍光法 ・海底熱水噴出孔モデルの実験では、アミノ酸の合成や細胞乗の構造体を作ったという報告がなされている。ここが地球生命の故郷である可能性は高い。 ・ゴミ袋ワールド説、金属イオン進化説、がらくたワールド説 ・好塩菌、好酸性菌、好アルカリ菌、好放射線耐菌。成層圏にも生きた微生物。
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