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ガン病棟のピーターラビット ポプラ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2008/08/05 |
JAN | 9784591104354 |
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ガン病棟のピーターラビット
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商品レビュー
4
20件のお客様レビュー
小説家•栗本薫さんのガン闘病エッセイ。 両親を癌で亡くしたばかりの私はこの本についての内容を全く知らなかったが「ガン」という言葉と、大好きな「ピーターラビット」という名前がついたタイトルの本を読むことに決めた。 両親のことを思い出しながら読んだ。辛い部分も、励まされる部分もあ...
小説家•栗本薫さんのガン闘病エッセイ。 両親を癌で亡くしたばかりの私はこの本についての内容を全く知らなかったが「ガン」という言葉と、大好きな「ピーターラビット」という名前がついたタイトルの本を読むことに決めた。 両親のことを思い出しながら読んだ。辛い部分も、励まされる部分もあった。 死を強く意識しだした著者が、それを受け入れて前向きに死について、つまり生きることについて捉えていく様子に特に励まされた。人は誰しもいずれは死を迎える。だからこそ、生きている今を幸せで尊いものだと捉えようとする考えに深い共感を覚えた。 あとがきからもそれが伝わってくる。第二弾ガン闘病エッセイ「転移」も読みたいのだけれど、絶版になっていて古書でも手に入りにくい。早く手に入れて読みたい。
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栗本薫(中島梓)の闘病記2冊目です。 17年前の乳ガンに続き、今度は膵臓ガンです。黄疸発症から、入院、手術、退院、療養までが描かれます。 1冊目の「アマゾネスのように」ではずいぶん元気な様子で、とてもガンの手術した人ではない感じでしたが、さすがにこの本ではかなり病人らしく(?)な...
栗本薫(中島梓)の闘病記2冊目です。 17年前の乳ガンに続き、今度は膵臓ガンです。黄疸発症から、入院、手術、退院、療養までが描かれます。 1冊目の「アマゾネスのように」ではずいぶん元気な様子で、とてもガンの手術した人ではない感じでしたが、さすがにこの本ではかなり病人らしく(?)なっています。それだけ大変な手術だったのでしょう。 やはりガンは2回目で、しかも家族は結構ガンで亡くなっていることもあり、この本では彼女の死生観がかなり語られます。ただ、やはりこの人、尋常ではありません。ほんと、小説に命を捧げた人なんだなぁ、ということがよく分かります。 そして後書きでは肝臓に転移したことが判明したことが明かされ、3冊目の闘病記「転移」へと続きます。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
母のガン急逝をきっかけに「転移」とともに併せて読みました。 これを読み、ガンでだけは死にたくないと心から思いました。 壮絶な手術を乗り越えた先には希望ではなく更なる絶望が・・・。 ただ、切羽詰まった「転移」に比べこちらはまだ心の余裕がある内容になっていると思います。「転移」が病状日記中心なのに対し、こちらは病気から少し離れたエッセイも散りばめられています。 自分がとくに面白かったのは「書くこと読むこと」の章です。以下、本文を抜粋しました。 【現代、娯楽が溢れかえる中でどの作品もどのタレントもありったけの金切り声をはりあげて「私を見て!私を選んで!!」と絶叫している。そんな今の時代はやっぱり何かが根本的に間違っている、と思わざるを得ない。本来「娯楽」というのは、ただのありあまる「自分を選んでくれ」と叫んでいる無数の選択肢からつまらなそうに一つを取り上げてはまた放り出して次を気まぐれにつつく、ことではなしに「一年間その日の来るのを楽しみに待っている」ほど重大なものであったはずです。入院中、私は「ガン病棟」を読み「魔の山」を読み「細雪」を読み挙句「小公女・小公子」さえも読んで、「今の手にとる気にもならない単発のあふれかえるミステリーやライトファンタジーやBLや普通の小説、手にとったけれどげんなりしてしまった週刊誌連載をまとめただけのエッセイやケータイ小説」などといったい何処が違っているのだろうと思ったけれど、自ずと出てきた答えはやっぱり「志の高さが違う」のだろうと・・・。中にはむろんいつまでも人の心に残る「今の作品」も当然ありましょうが、しかし20年50年100年後のガン病棟の何ヶ月も閉じ込められて苦しい治療をしている人々がふと手を伸ばし夢中になり一瞬でも闘病の苦しみを忘れられるような、「そういう小説」であるかどうか・・・。】 ところで実は私は中島梓さんの、というか彼女の作品ばかりでなく小説というものをほとんど読まない人なのですが、それでも彼女の文章はとても読みやすくある程度まとまった厚さであってもスルスルと読めてしまい我ながら驚きました。彼女自身も認めていらっしゃるように確かに全体的に「くどい」表記も少なくありませんでしたが、基本的に文章が上手なのか苦になることなく本書と転移と最後まであっという間に読めました。そういうところはさすがベテランの作家さんだなぁと妙に感心いたしました。
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